その年の競輪選手No.1を決定するレース『KEIRINグランプリ』。2025年は12月30日(火)、平塚競輪場で行われる。
この記事では3年連続の出場となる、眞杉匠選手を紹介する。
眞杉匠プロフィール
ますぎ・たくみ(栃木/113期)
| デビュー年 | 2018年 |
| KEIRINグランプリ出場歴 *…優勝 |
2023、2024 |
| 出場権獲得 | 獲得賞金上位 |
自転車競技の名門・作新学院高校 自転車競技部の出身。2018年に競輪選手としてデビューしたが、デビューからわずか半年で3回落車したことで戦法を変更。「先行」に注力するようになる。
2019年には早くもS級に昇級するが、昇級して間もない頃は9-9-9(3レース連続最下位)の成績となってしまうことも。しかし同県の神山拓弥の「A級と同じように走れ」という助言をきっかけに、徐々に成績も安定し始める。
初のG1タイトルを獲得したのは、2023年8月の『オールスター競輪』。同年11月の『競輪祭』でも優勝し、一気に2つのG1タイトルを獲得する。
2024年はG1タイトルこそ獲得できなかったものの、『共同通信社杯』『サマーナイトフェスティバル』の2つのG2レースで優勝。
2025年は5月の『日本選手権競輪(G1)』にて、関東ラインを組んだ吉田拓矢とワンツーフィニッシュの準優勝。7月の『サマーナイトフェスティバル(G2)』は眞杉が優勝し2連覇を達成したが、この時は佐々木悠葵-眞杉-吉田-坂井洋の関東4車による連携のなか、最後の吉田との接戦を制しての勝利だった。
賞金を積み上げる形で3回目のKEIRINグランプリ出場権を勝ち取った眞杉。今年のビッグレースを共に走ってきた吉田と一緒に出場できることも、心強い。
『サマーナイトフェスティバル』の優勝者インタビューでは「内容的にはここ1年良くないレースが続いてしまっているので、後半戦は内容も重視して、結果がついてきてくれればなと思います」と語った眞杉。しかし今年後半戦のG1レースでは、決勝に上がれない状態が続いている。
1年の締めくくりで、有終の美を飾りたい。「夜王」は年末の夜も制することができるのか、ぜひ注目を。
参考:KEIRIN.jp
けいりんマルシェ「S級S班になっても、まだまだチャレンジャー! 眞杉匠選手(栃木県・113期)」
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KEIRINグランプリとは?
毎年12月30日に開催される、競輪界の最高峰レース。ビッグレース(G1)での優勝者と、賞金獲得上位の合計9選手が1発勝負で「グランプリチャンピオン」を賭けて争う。2025年の優勝賞金は昨年より700万円上がり、1億4000万円。
その年をトップで走り抜けた9選手は、2000人以上の競輪選手のトップの称号「S級S班」として翌年1年間を過ごす。さらに「グランプリチャンピオン」となった選手は翌年1年間をチャンピオンとして過ごし、全てのレースで1番車で走ることとなる。
KEIRINグランプリ2025選考基準
以下の選考基準から出場選手9人、補欠1人が選ばれる。
・G1レース優勝者
・ 世界選手権自転車競技大会ケイリンで1位となった者
・選考用賞金獲得額上位者(同額の場合は1月〜10月開催までの平均競走得点上位者)
・選考期間は2025年1月〜11月(競輪祭最終日)
・最低出走回数40回
KEIRIN.jp:検索/資料室>Gレース等選考基準一覧表>KEIRINグランプリ