その年の女子競輪選手No.1を決定するレース『ガールズグランプリ』。12月29日(月)に平塚競輪場で開催される今年も、強力なメンバーが顔を揃えることになった。

この記事では今年通算200勝を達成した、久米詩選手のプロフィールを紹介する。

久米詩プロフィール

久米詩, 特別選手紹介, 決勝, オールガールズクラシック(G1), 久留米競輪場

くめ・うた(静岡/116期)

デビュー年 2019年
ガールズグランプリ出場歴
*…優勝
2023
出場権獲得 獲得賞金上位

指定校推薦で進学予定だった大学のオープンキャンパスで「ここには馴染めそうにない」と痛感したところから、選手だった父と同じ道を目指し始めた久米。適性試験(自転車競技未経験車向けの試験)で競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入学し、2019年に116期生としてデビューした。ちなみに在校中は「学業優秀賞」で表彰もされている。

2022年頃からはハイレベルな練習環境を求め、トラックナショナルチーム(日本代表チーム)とともにトレーニングを行うようになる。ナショナルチームメンバーではないものの、全日本選手権や国内で行われる国際大会に参加するなど、パリオリンピック前のシーズンを”準ナショナル”として過ごした。

久米詩, サマーナイトフェスティバル(G2), 函館競輪場

特に充実した1年となったのは2023年。『ガールズケイリンコレクション』『ガールズケイリンフェスティバル』のビッグタイトルを獲得し、ガールズケイリンのシーンを席巻。初の『ガールズグランプリ』出場も果たした。

2024年はグランプリ出場は逃すこととなってしまったが、2025年の1月には通算200勝を達成。2025年は普通開催(F1、F2開催)で14回の優勝したほか、G1でも『女子オールスター競輪』にて決勝2位、準優勝となっている。

4月 オールガールズクラシック 準決勝敗退(4着)
6月 パールカップ 初日失格
8月 女子オールスター競輪 準優勝
11月 競輪祭女子王座戦 準決勝敗退(4着)

G1タイトルにはあと一歩で届かなかったものの、安定した強さで獲得賞金上位の座を守り抜いた久米。2年ぶり2度目のグランプリでは、2023年を上回る結果を残せるか。

参考:KEIRIN.jp

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ガールズグランプリとは?

2023年から新たにG1グレードが追加された、ガールズケイリンの最高峰レース。ビッグレース(G1)の優勝者と、賞金獲得上位の7選手のみが出場できる。

男子と異なり選手同士の連携がないため、選手個々の力、メンタルの強さ、戦術が際立つレースとも言える。自分との戦いを勝ち抜いた選手だけが立つことのできる、年に一度の晴れ舞台だ。

2025年には4つ目のガールズG1『女子オールスター競輪』が新設され、ガールズG1は全部で4つとなった。

新たなG1『女子オールスター競輪』が誕生!2025年度開始

ガールズグランプリ2025選考基準

選考期間:2025年1月~2025年11月(2025年度競輪祭女子王座戦最終日)

・開催時L級在籍
1)選考期間におけるG1優勝者
2)世界選手権自転車競技大会ケイリンで1位となった者
3)選考期間における選考用賞金獲得額上位者
(同額の場合は1月~10月開催までの平均競走得点上位者)

KEIRIN.jp>競輪資料室>グレードレース等選考基準一覧表

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