12月28日(土)より静岡競輪場でスタートした2024年の大一番『KEIRINグランプリ2024シリーズ』。
纐纈洸翔が制したヤンググランプリに続き、29日にはガールズグランプリ2024が開催された。

レース前は2023年の覇者、そして2024ケイリン世界チャンピオンの佐藤水菜の2連覇が成されるのかどうかに注目が集まった。

結果は、石井寛子が2017年以来7年ぶり、2回目の戴冠を果たすことに。

日本一を決定したレースのレポートをお伝えする。

ガールズグランプリ2024

車番 選手名 府県/期別
1 児玉碧衣 福岡/108期
2 石井貴子 千葉/106期
3 佐藤水菜 神奈川/114期
4 坂口楓華 愛知/112期
5 尾崎睦 神奈川/108期
6 尾方真生 福岡/118期
7 石井寛子 東京/104期

レースレポート

レースがスタートすると、3番の佐藤が積極的に誘導員の後ろを取りにいき、1周ほどを走ってから並びが決まった。

左から順に佐藤、尾崎、尾方、児玉、石井(貴)、坂口、石井(寛)。年に一度の大一番の緊張感をまといながら、選手たちは周回を重ねていく。

展開が動き出したのはラスト1周前の4コーナーから。6番手の坂口が勢いよく飛び出していくと、その後ろの石井(寛)も同時に駆け上がっていく。

残り1周の時点で坂口が先頭、続いて石井(寛)、佐藤は3番手で終盤を迎える形となった。

残り半周を前に5番手だった児玉が仕掛けてくると、並びかけられる前に3番手の佐藤が外に出て前を捕らえに加速していく。

やや大回りになった3コーナーから最終コーナー。先頭は変わらず坂口となって最終ストレートへ。

最終ストレートでは2番手の石井(寛)が外から加速、そして佐藤も坂口を追い越し石井(寛)を捕らえに行く。

石井(寛)か佐藤か、両者のどちらかが先着を争うことになったレースは、車輪1つの差で石井(寛)が先着。

佐藤は届かず2着。そして3着には佐藤の後ろで仕掛けた尾崎となった。

見事に1着でゴールラインを駆け抜けた石井寛子は7年ぶり、自身2度目となるガールズグランプリの戴冠を果たした。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 7 石井寛子 12.0 差し
2 3 佐藤水菜 1 車輪 11.9 捲り H
3 5 尾崎睦 1/2車身 11.8
4 4 坂口楓華 1/4車輪 12.2 B
5 1 児玉碧衣 1/2車身 12.0
6 2 石井貴子 1/4車輪 11.7
7 6 尾方真生 3/4車身 11.9

各選手のコメント

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