その年の競輪選手No.1を決定するレース『KEIRINグランプリ』。2024年は12月30日、静岡競輪場で行われる。
この記事では2年連続出場、清水裕友選手を紹介する。
清水裕友プロフィール
しみず・ひろと(山口/105期)
デビュー年 | 2014年 |
KEIRINグランプリ出場歴 *…優勝 |
2018、2019、2020、 2021、2023 |
出場権獲得 | 獲得賞金上位 |
自転車競技を始めたのは小学4年生の頃。キッズ向けの自転車教室でバンクを経験し、その面白さに熱中。すぐに地元のクラブに通い始め、競輪選手を夢見て生きてきた。
高校生の頃にはインターハイでケイリン優勝、ジュニアのアジア選手権でチームスプリントで優勝と、若い頃から活躍してきた清水。競輪学校(現:日本競輪選手養成所)の在所順位は4位、卒業記念レース2位と、周囲の期待を一身に受けてプロデビューを果たした。
そこからキャリアを積み重ね、初めてKEIRINグランプリに出場したのは24歳の時。「訳も分からず『なんで俺がここにおるんやろう』という気持ちが大きかった」という2018年から、4年連続のグランプリ出場を果たす。
しかし2022年は、ここまで連続で出場してきたグラプリを逃してしまう結果に。迎えた2023年は食生活の改善や出稽古での練習を取り入れ、見事KEIRINグランプリの舞台に舞い戻った。
2024年はG1タイトルこそ獲得できなかったものの、全日本選抜、日本選手権競輪(ダービー)の決勝戦に出場。着実に賞金を積み上げ、S級S班の座を守った。
今年でデビュー10年目。節目の年の暮れにどのようなレースを見せてくれるのか、期待したい。
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KEIRINグランプリとは?
毎年年末に開催される、競輪界の最高峰レース。ビッグレース(=G1)での優勝者と、賞金獲得上位の合計9選手が1発勝負で「グランプリチャンピオン」を賭けて争う。2024年の優勝賞金は昨年より300万円上がり、1億3300万円。
その年をトップで走り抜けた9選手は、2000人以上の競輪選手のトップの称号「S級S班」として翌年1年間を過ごす。さらに「グランプリチャンピオン」となった選手は翌年1年間をチャンピオンとして過ごし、全てのレースで1番車で走ることとなる。
KEIRINグランプリ2024選考基準
以下の選考基準から出場選手9人、補欠1人が選ばれる。
・G1レース優勝者
・ パリオリンピック自転車競技ケイリン金メダル獲得者(選考時SSまたはS1在籍)
・選考用賞金獲得額上位者(同額の場合は1月〜10月開催までの平均競走得点上位者)
・選考期間は2024年1月〜11月(競輪祭最終日)
KEIRIN.jp:検索/資料室>Gレース等選考基準一覧表>KEIRINグランプリ