孫崎大樹(ロードレース/トラック)

――2019年シーズンを振り返って

与えられた仕事はきっちりとできたのかなという感触があります。1シーズン目でそれなりに、自分の存在を充分に見せられたのではないかと感じています。 ただ目標としていた今シーズンの1勝、UCI、Jプロツアーどれであってもまずは個人で1勝という目標を達成できておらず、そこが残念な点ではあります。

――2020年に向けて

今シーズンも、自分が狙えるチャンスを何回か頂いたんですが、そこでしっかりとつかめていない結果が今シーズン0勝という具合でした。来年はそこをきっちりと回収するつもりで勝率を上げたいというのと、全日本タイトルを狙っていきたいなと思っています。

――アンカー RS9sについて

例えば登りでめちゃくちゃ軽いとか、特筆してどこか一つが飛び抜けたところは良い意味で無くて、もう万能に全てに対応できるフレームなのかなと感じました。 また僕らのチームには様々な脚質の選手がいて、さまざまなシチュエーションで結果を出してきているというのもあります。 それこそTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)の東京ステージでのゴールスプリントで窪木さんが勝っていますし、同じTOJでは石橋さんが総合日本人トップになっています。登りや長距離にも対応しているからこそ、上位で走り切れているという成績があると思います。いろんな脚質の人が力を出せる、万能なフレームなんだなという印象を受けました。

平野星矢(マウンテンバイク)

全日本自転車競技選手権大会 クロスカントリー準優勝

――2019年シーズンを振り返って

まずはオリンピックのために5月末からUCIポイントを積み重ねてきていること。これはオリンピック代表に選考されるために必要なものです。来年の5月まで年間を通して積み重ね、まだポイントを取っている途中なので、進行中ということです。
そして今年の全日本選手権は、一番チャンスが大きかったレースでした。海外レース活動でポイントを取りながら、同じ タイミングだった全日本選手権とアジア選手権に向けてコンディションを上げるという命題で、それはきちんとできたんですが、結果がついてこなかった。
ちゃんとやればコンディションを持っていけるし、できれば勝てる要素はすごく大きい。来年も全日本にコンディションを合わせれば、相手がどうとかではなく、自分が最大のパフォーマンスが出せれば、勝てます。

――2020年に向けて

一番の目標はオリンピックに出ることです。チームの意義も含めてオリンピックに出場するのが重要なので、まずは日本代表となるため、5月までにどれだけのポイントを積み重ねられるかがとても重要です。そのなかで、来期のアジア選手権がオリンピック代表選考に関わる重要な大会なので、そこで確実に優勝してポイントを取るというのは必須の課題なのかなと思っています。アジア選手権に勝ち、オリンピック代表になりたいと思います。また全日本選手権も、今年勝つことが出来なかったので大きな悔いが残ります。このままこの挑戦をやめるわけにはいかない。僕は必ず勝てます。

――アンカー XR9について

海外では、チームブリヂストンというのは目立つんですね。世界的に有名なジャパン・ブランドが、ブリヂストンというバイクに乗ってレースを走る。ブリヂストンが今度の東京2020オリンピックのパートナーということもあって、チームも、バイクも結構注目されやすい要素があり、そういう意味でも気持ちの入るバイクです。
また今期も40レース以上をこなしていますが、輸送や輪行のなかで、飛行機の荒い扱いの中でも一年間を通してトラブルが一回もない。バイクもそうですがパーツもとても耐久性があり、ノントラブルです。
僕たちが走る海外のレースの路面は結構ハードなものが多く、ステージにはいろんな要素がありますが、これだけトラブルがないのは他のバイクにはないと思います。壊れると思ったことがないぐらいしっかりしているバイクですね。

選手コメント 沢田時