決勝

決勝。ここまで勝ち上がってきたのは、ブフリ(オランダ)、カーリン(イギリス)、ビジエ(フランス)、グレーツァー(オーストラリア)、ボティシャー(ドイツ)、新田の6人。

レースがスタートすると並びはブフリ、カーリン、ビジエ、グレーツァー、ボティシャー、新田となる。グレーツァーが前のビジエとの距離を空け、残り3周手前で踏み出すと同時に、カーリンも踏み出して先頭へ。

カーリン、ブフリ、ビジエの3人とグレーツァー、ボティシャー、新田の3人が2つのグループを形成して進む。残り2周半でグレーツァーが外から加速するとそれにボティシャーと新田が追従。グレーツァーが残り2周時点で先頭へ立つ。

ボティシャーと新田の間には少し距離が開いたが、そのギャップにブフリが入り込んでくる。残り1周半でボティシャーが先頭に並びかけ、一気に前に出ると、外からはブフリ、そして新田も加速していく。

残り1周、先頭はボティシャー、そして並びかけるブフリ、後ろにはインにグレーツァー、アウトに新田。

残り半周でブフリがボティシャーをかわして先頭になると、その外から新田が仕掛けていく。

最終ストレートでは前に出きったブフリ、それを外から迫る新田という展開。

フィニッシュラインを最も速く駆け抜けたのはブフリ、そして半車身程度の差で新田が2番目にフィニッシュラインに飛び込んだ。3着には最後までインで粘ったボティシャーが入り、この種目の表彰台へ上がる選手たちが決まった。

優勝したブフリは初のケイリン金メダル。新田も世界選手権で自身初のメダル獲得を果たした。

長い間追い求めてきたタイトルを手に