「長い間追い求めてきたタイトルを手に」マティエス・ブフリ
Q:本当におめでとうございます!
ありがとうございます。
Q:遂にケイリンでも世界タイトルを獲得しましたね。
はい。正に「遂に」です。長い間追い求めてきたタイトルだよ。リオオリンピックの後から自分がどんどん強くなっていっているのを感じてはいたから、世界選手権でタイトルを獲るチャンスは何度もあった。でも勝てていなかった。実際に勝ってみて、今はとても嬉しいよ。
Q:欲していたタイトルを得たことで、嬉しいよりも他の感情はあるのでしょうか?
誰もが欲しがる世界タイトルだからね!ここでの世界選手権は1度っきり。もしかしたらいつまでもこのタイトルを得ることは無かったかもしれない。そういう可能性を考えると、やっぱりハンパなく嬉しいとしか言えないよ(笑)
Q:まず敗者復活戦へと回りましたが、序盤は調子が良くなかった?
前日のチームスプリントでとても疲れていたみたいだね。全然身体が動かなかった。
朝起きてすぐに自分の身体のことは分かったんだ。今日はレースを重ねる毎に調子が上がっていったけど、本当にずっとローラーの上で自転車に乗って身体を温めていたよ。
Q:全部で5本走ったことは大変だった?
凄い大変だったよ!何で今大会だけこんな形になるのかな?でもまあ勝てたから文句は無いよ!もしかしたら自分には良いのかもね(笑)
Q:決勝はどうだった?
厳しい、タフなメンバーだったよ。いつもは早目に仕掛けるんだけど、今回は本当に勝ちたかったから仕掛けるのは待ったんだよね。自分でも分からないけど、ボティシャーの後輪に完璧な状態で付くことが出来て、それで勝てたんだ。
凄く速いレースで内容はあまり覚えてないけどね(笑)とにかく大変な決勝だったよ。新田さんが銀メダルを獲ったことも嬉しいね!
Q:最後は新田選手が迫ってきていることに気づいていましたか?
誰かが来ているのは分かっていたけど、誰かまでは分からなかったかな。とにかく最後まで粘って「うぅうぅあーーーーーー」って感じでフィニッシュしたよ(笑)
この“アルカンシェル”を着て日本で走れる日を楽しみにしているよ!
Q:まだスプリントが残っていますが?
もうこの世界選手権では満足したよ。スプリントは得意な種目じゃないけど、良い戦術で勝ち上がれると良いよね。2012年以来スプリントで世界選手権には出ていないから、自分としてもどうなるのか興味があるけれど。