群馬・前橋競輪場にて10月23日から10月26日、群馬・前橋競輪場にて『第34回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)』の決勝が行われた。

嘉永泰斗が制したレースの模様をレポートする。

12R 決勝

10月26日(日)発走予定 16:30

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 古性優作 大阪/100
2 2 吉田拓矢 茨城/107
3 3 清水裕友 山口/105
4 4 小倉竜二 徳島/77
5 嘉永泰斗 熊本/113
5 6 恩田淳平 群馬/100
7 松本貴治 愛媛/111
6 8 河端朋之 岡山/95
9 犬伏湧也 徳島/119

並び予想

古性
吉田-恩田
清水-河端
嘉永
犬伏-松本-小倉

レースレポート

スタートから主張していったのは松本。

誘導員のすぐ後ろを確保するとラインを迎え入れ、犬伏-松本-小倉の四国ライン、単騎の古性、清水-河端の中国勢、吉田-恩田、最後方から嘉永という並びで進む。

レースが動いたのは残り3周。

犬伏が誘導員との距離を空ける動きを取ると同時に、後方から吉田が恩田を引き連れジワっと上がっていくと先頭へ。それにつく形となった嘉永に古性も続き、四国勢は最後方へと下げる。

残り2周でそれぞれが牽制をしあうなか、誘導員が退避したタイミングで吉田がペースアップ。

残り1周に入るところで清水が仕掛けを開始。ほぼ同じタイミングで嘉永が捲りを開始し、残り半周で番手の恩田を乗り越え先頭に襲いかかる。

中団では、犬伏の動きに対応した河端の内を掬うような形で松本が進出。

嘉永に乗る形で動いた古性が恩田と絡むなか、空いた内に松本が潜り込み、直線入り口では嘉永が前を捕まえ最終局面へ。

勝負の直線。一気の脚で抜け出した嘉永が後続との差を広げG1初優勝を達成。狭いコースを切り込んだ松本が2着。3着に古性となった。

初G1決勝での快挙に「まだ信じられないです」

優勝した嘉永は、初めてのG1決勝の舞台にして優勝という快挙を達成。見事に、年末の『KEIRINグランプリ2025』の出場権を手にすることとなった。2026年には地元・熊本でのG1『全日本選抜競輪』開催を控えており、その舞台をトップランカーとして迎えることに。

レース後には、「まだ信じられないです」と喜びを噛み締めながら、「責任ある立場になる」と年末の大舞台、そして地元G1への想いを語った。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 5 嘉永泰斗 9.2 捲り
2 7 松本貴治 1車身1/2 8.8 差し
3 1 古性優作 3/4車身 9.3
4 6 恩田淳平 1/2車輪 9.4
5 2 吉田拓矢 微差 9.6 HB
6 3 清水裕友 3/4車身 9.3
7 9 犬伏湧也 3/4車身 9.3
8 4 小倉竜二 3/4車身 9.0
9 8 河端朋之 1/2車輪 9.4

選手インタビュー

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