またもやトラック中距離チームが歴史に名を残した。チリ・サンティアゴで開催されたトラックワールドカップ4戦で、男子団体追い抜きが予選で日本記録を更新、さらには史上初のメダル獲得となる準優勝を果たした。
1回戦でアメリカを破りメダルが確定
現地時間日曜に行われた、トラックワールドカップ第4戦の男子団体追い抜き(4km)の1回戦。日本は前日の予選を3位で通過、予選2位だったアメリカとの対戦である。アメリカに勝てば決勝進出、銀メダル以上が確定する。
日本チームのメンバーは予選と変わらず今村駿介、近谷涼、一丸尚吾、沢田桂太郎の4人。
決勝戦進出を賭けた走りでは、始めの1kmを1分03秒031と速いペースで入っていく。アメリカはおよそ1.5秒遅れで日本を追う展開となる。日本はペースを保ちながら2km地点を2分00秒891で通過。
対するアメリカは2分03秒640。日本との差が広がる。3km地点を日本は2分59秒423で通過。アメリカは更に遅れて3分03秒139とおよそ4秒差にまで広がる。
日本はそのままアメリカとの差をキープしてフィニッシュ。フィニッシュタイムを3分59秒071として、日本新記録を見事に樹立した。そしてこの種目の決勝進出を果たして、男子団体追い抜き初のワールドカップでのメダル獲得を確定させた。
尚これまでの日本記録は2016年1月27日に記録した4分3秒819(窪木一茂、一丸尚伍、近谷涼、原田裕成)。今回おそよ4秒日本記録を更新したことになった。
男子団体追い抜き予選リザルト
順位 | チーム | 選手名 | TIME |
1 | ニュージーランド | SEXTON Thomas | 3:58.071 |
STEWART Campbell | |||
GRAY Jared | |||
KERGOZOU Nicholas | |||
2 | アメリカ | HOLLOWAY Daniel | 4:02.798 |
HEGYVARY Adrian | |||
LAMBIE Ashton | |||
HOOVER Gavin | |||
3 | 日本 | 今村駿介 | 4:03.843 |
近谷涼 | |||
一丸尚吾 | |||
沢田桂太郎 |