8月5日〜8月11日に開催される『パリ2024オリンピック』自転車トラック。
本記事では、イタリア自転車トラック代表選手団を紹介。2024年7月3日にイタリア自転車競技連盟が発表したリリースをもとにお伝えしていく。
FEDERAZIONE CICLISTICA ITALIANA(2024年7月3日)
イタリア代表選手団(トラック)
※リザーブ含む
代表選手 | 出場枠獲得種目 | ||
トラック短距離 | 女子 | ミリアム・ヴェチェ サラ・フィオリン |
スプリント ケイリン |
トラック中長距離 | 男子 | シモーネ・コンソーニ フィリポ・ガンナ ジョナサン・ミラン マンリオ・モロ フランチェスコ・ラモーン エリア・ビビアーニ |
オムニアム マディソン チームパシュート |
女子 | マルティーナ・アルジーニ エリサ・バルサモ キアラ・コンソーニ マルティーナ・フィダンザ ヴィットーリア・グアッツィーニ レティシア・パテルノステル |
2024年7月3日のリリースでは、各選手の出場種目、正選手・リザーブ選手の内訳は発表されていない。
出場枠獲得種目:UCI QUALIFYING PLACES AS OF 23.07.2024
【注目ポイント】層の厚い男女中長距離チーム
『ジロ・デ・イタリア』の開催国であり、特にロード種目の人気・レベルが高いイタリア。
ロードの第1線で活躍する選手が、イタリアトラック中長距離チームにも多く所属しており、男女共に世界屈指の層の厚さを誇っている。
男子
『東京2020オリンピック』チームパシュートで金メダルを獲得したイタリア男子チーム。1回戦・決勝で世界記録を2度も更新する圧巻の走りを見せた。
チームパシュートのメンバーには、個人パシュートの現世界記録保持者で現世界チャンピオンのフィリポ・ガンナや、『2023世界選手権トラック』同種目で銅メダルを獲得したジョナサン・ミランら、タイムトライアルのスペシャリストが名を連ねる。
オリンピック個人種目のオムニアムでも、2016年リオ大会で金、2021年東京大会で銅メダルを獲得したエリア・ビビアーニらを擁している。
個人・チーム両種目でメダルが期待される。
※自転車トラックより先に実施された『パリ2024オリンピック』自転車ロードでは、男子個人TTでフィリポ・ガンナが銀メダル獲得を果たした。ガンナやエリア・ビビアーニは、8月2日(現地時間)に実施される「自転車ロードレース」へ出走後、ベロドロームへとやってくる予定だ。
女子
2021年のロードレース世界選手権を制したエリサ・バルサモら、男子同様メンバーの多くがロードの第1線で活躍しつつ、二足の草鞋でトラック中長距離を走っているイタリア女子チーム。
メダル未獲得で終わった東京オリンピック以降、2021年・2022年の「世界選手権」女子中長距離では、金を含む合計7枚のメダルを獲得。
『2022世界選手権トラック』でアルカンシェルを獲得したチームパシュートでは、2024年のヨーロッパ選手権で優勝する好調ぶり。
メンバーのほとんどが東京オリンピックから2度目の出場。悲願のメダル獲得を目指す。
イタリア女子中長距離『世界選手権』
メダル獲得歴(2021年〜2023年)
開催年 | メダル獲得種目 | メダル獲得選手 |
2021 | スクラッチ優勝 | マルティーナ・フィダンザ |
エリミネーション優勝 | レティシア・パテルノステル | |
オムニアム3位 | エリサ・バルサモ | |
チームパシュート2位 | エリサ・バルサモ マルティーナ・アルジーニ キアラ・コンソーニ マルティーナ・フィダンザ レティシア・パテルノステル |
|
2022 | スクラッチ優勝 | マルティーナ・フィダンザ |
エリミネーション2位 | ラケーレ・バルビエリ | |
チームパシュート優勝 | エリサ・バルサモ キアラ・コンソーニ マルティーナ・フィダンザ ヴィットーリア・グアッツィーニ マルティーナ・アルジーニ |
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