短距離・女子
第1・2戦で金メダルを獲得していたケルシー・ミシェルや、同じくカナダのローリン・ジェネストは不参加。第2戦目に出場し、スプリントにて金メダルを獲得したエマ・ヒンツェや、現500mTT・ケイリンの世界チャンピオン、リー ソフィー・フリードリヒらも参加を見送っている。
一方開催国コロンビアからは、第1・2戦でメダル4枚を獲得しているマーサ・バヨナが3戦連続出場。母国での金メダル獲得に期待がかかる。
その他、ネーションズカップ第1・2戦への出場を見送っていた強豪選手たちも参戦予定となっている。女子短距離は依然、多くのチャンピオン候補たちがひしめく激戦区になりそうだ。
第3戦出場予定の第1・2戦メダリスト
2022ネーションズカップにてメダル4枚を獲得中のマーサ・バヨナが、母国の声援にも後押しされ、どんな走りを見せてくれるのか期待したい。
イタリアから唯一女子短距離にエントリーしているミリアム・ヴェチェは、500mTTで悲願の金メダル獲得を目指す。
その他、マチルド・グロ(フランス)やロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)らも、表彰台獲得を狙う有力候補選手だ。
選手名 | 国名 | 第1戦(グラスゴー) | 第2戦(ミルトン) |
サラ・オルバン | カナダ | チームスプリント・銀 | チームスプリント・銅 |
ジャッキー・ボイル | |||
マーサ・バヨナ | コロンビア | 500mTT・金 ケイリン・銀 スプリント・銅 |
スプリント・銅 |
マチルド・グロ | フランス | ケイリン・金 | |
ミリアム・ヴェチェ | イタリア | 500mTT・銀 | 500mTT・銅 |
ロリーヌ・ファンリーセン | オランダ | スプリント・銀 チームスプリント・金 |
チームスプリント・銀 |
ヘッティ・ファンデヴォウ | チームスプリント・金 | ||
ステフィー・ファンデルピート |
参照:TISSOT(リザルト)
その他の注目選手
リー・ワイジー(香港)
シェーン・ブラスペニンクス(オランダ)
エルレス・アンドリュース(ニュジーランド)
マダリン・ゴドビー(アメリカ)
シャンジュー・バオ(中国)
ユーファン・グオ(中国)
第3戦ではケルシー・ミシェルやエマ・ヒンツェ、そして佐藤水菜らが不在となるものの、依然厳しいメダル争奪戦が繰り広げられるだろう。
2022ネーションズカップ初出場となる強豪選手もエントリーしている。
そのうちの1人が香港のリー・ワイジー。2019年の世界選手権にてスプリント・500mTTの2冠を達成した選手だ。東京2020オリンピックではスプリントにて銅メダルを獲得している。
その他、東京2020オリンピック・ケイリン金メダリストのシェーン・ブラスペニンクス(オランダ)や、同種目銀メダリストであり、2022年の国内・大陸選手権にてケイリン王者となったエルレス・アンドリュース(ニュージーランド)、そしてアメリカ女子200mFTTの現国内記録保持者でもあるマダリン・ゴドビーらも出場予定となっている。
そして第2戦にも出場した選手では、東京2020オリンピック・チームスプリント(2人制)にて世界記録を樹立し、金メダル獲得となった中国チームからシャンジュー・バオとユーファン・グオもエントリー。中国短距離チームは元オランダ選手のテオ・ボスが2022年シーズンからヘッドコーチに就任し、さらなる成長を見せているチームの1つ。
第1・2戦連続でチームスプリントのメダルを獲得しているオランダチームらとともに、新たな世界記録の誕生にも期待したい。
※ユーファン・グオは東京2020オリンピック・チームスプリントにて補欠を務めた選手。