『世界選手権トラック2019』の女子ケイリン決勝が、ポーランドで現地時間3月3日に行われた。リー・ワイジー(李慧詩:香港)が優勝し、今大会スプリントに続き2冠目、自身初となるケイリンでの世界タイトルを手にした。レース後「フォーゲルへ勝つために強くなったが、彼女が今は走れないのが残念」と、観客席から見守る元女王への想いを語った。
レースレポート
決勝へ進出したメンバーは以下の通り。
カーリー・マカラク(オーストラリア)
ダリア・シュメレワ(ロシア)
ステファニー・モートン(オーストラリア)
マチルド・グロ(フランス)
シャネ・ブラスペニンクス(オランダ)
リー・ワイジー(李慧詩:香港)
残り1周、まずはモートンがグロをかわして先頭へ。そのまま逃げ切りかと思われたが、ほぼ同時にリー・ワイジーも最後のスプリントを開始し、一気に外側から前段へと上がってくる。
インにモートン、アウトにリー・ワイジーだったが、リー・ワイジーが異次元のスプリント力で、最終コーナーで圧倒的な伸びをみせ、フィニッシュラインを駆け抜けた。
世界選手権の女子ケイリンにおいては、リー・ワイジーが自身初のチャンピオンジャージを獲得した。
優勝)リー・ワイジー(香港)
2位)マカラク(オーストラリア)
3位 シュメレワ(ロシア)