8月8日、東京オリンピック最終日に行われた女子スプリント。決勝はカナダのケルシー・ミシェルとウクライナのオレナ・スタリコワの対戦となり、準決勝で2020年世界チャンピオン、ドイツのエマ・ヒンツェを破ってこの対戦に臨んだケルシー・ミシェルが金メダルを獲得した。2017年にカナダの才能発掘プログラムで見いだされた才能が、2021年東京で花開いた。
スプリントとは
スプリントは1対1の戦い。笛の合図とともに対戦する2人が同時にスタート、トラックを3周して先着を競う。互いに牽制しながらゆっくりと進むレース前半の緊張感。そして残り1周を切るあたりからフィニッシュラインに向けて始まる白熱のスピードバトル。静から動へ。歩くほどのスピードから時速70kmを超える限界スピードへとダイナミックに移行する展開が、この種目最大の魅力だ。
参加選手は男女ともに30人。勝ち上がりはまず、予選として助走をつけてスタートする200mタイムトライアルを行い、上位24人が本選に進む。本選は1対1の対決となり、トーナメント方式で最終勝者を決める。
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