小林優香の悔しい結果

女子ケイリンは小林優香前田佳代乃の2人が出場し、どちらも7-12位決定戦まで進んだ。レースで記憶に残るのは小林の落車。詳しくは過去の記事を読んでもらいたいが、コミッセール(審判)が正当な理由を提示することなく、決勝への勝ち上がりを逃してしまった。

フォーゲルが今大会も三冠達成!前田8位、小林優香は落車も9位/2017-18トラックワールドカップ第3戦・女子ケイリン

レースに「たられば」は無いが、1回戦で女王フォーゲルに喰らいつき、2着に入る走りは落ち着きがあり、これはいけるのでは?と期待ができるレースだった。調子も良さそうだっただけに、悔しい結果である。このリベンジを第4戦で果たせるかどうかが見所の1つになる。

前田は敗者復活戦で繰り上がって2回戦進出したものの、7-12位決定戦では2着の最終成績を8位として大会を終えた。前で勝負すれば最後のレースのように上位で勝ち上がる力はあるので、第4戦はいかに積極的に走れるのか?その辺りに注目したい。

また今回は女王クリスティーナ・フォーゲルが参戦しない予定。ようやく空いた玉座を誰が奪うのか?その点も見所の1つだろう。

女子スプリントも男子と同じようにとにかく2人(小林・前田)が口にしているように10秒台で走ること。それがいつになるのか?今回達成できるのかどうかに注目。また第3戦では小林が見事に1/4決勝(準々決勝)まで駒を進めたが、フォーゲルの前に敗れてしまった。女王不在の中、小林はどこまで進めるのか?この記事を書いている時点で出場者はまだ発表されていないが、フォーゲル以外に誰が頂点に立つのか。いずれにせよ、エキサイティングな戦いになるのは間違いなさそうだ。

謎の存在、板倉玄京の実力は?

と日本人中心に第3戦、第4戦の見所をまとめてみた。

因みに、第4戦では男子チームスプリントに出る長迫吉拓深谷知広、第1戦で落車して第2戦に出場が適わなかった渡邉一成、そしてワールドカップ初参戦となる板倉玄京が参戦している。

長迫は第1走としてタイムを伸ばせるのか?長迫、新田、深谷がチームを組むドリームシーカーはどんなタイムになるのか。渡邉は怪我から完全に回復したのか。

そしてここまで触れることのなかった謎の存在、板倉の実力は?男子のチームスプリントの様子も詳細に渡って伝えるので、この点も注目してもらいたい!(注目が多くて申し訳ありません)

Text : Mizuki Ida