今週末に開催が迫るカナダで開催の2017-18 UCIトラック・ワールドカップ第3戦、翌週にチリで行われる第4戦の日本代表チーム選手が発表された。
今シーズンは日本チームにとって様々な挑戦の場であるワールドカップ。短距離は競輪祭覇者の新田祐大選手を筆頭に1〜2戦とほぼ同様のメンバー構成。
中距離では4戦に全日本選手権オムニアム優勝、橋本英也選手やブリヂストン アンカーから一丸尚伍、近谷涼選手らも出場する。
短距離、ケイリンでのメダル獲得に期待
男子は競輪祭で優勝、今年2度目のG1制覇を果たした新田祐大選手もフル参戦予定。競輪祭明けすぐにカナダへと旅立つのだろう。
2戦ではケイリンで決勝進出、表彰台も視野に入っていただけに、今回のワールドカップではメダル獲得も非常に現実的である。ワールドカップでのメダル獲得、そして競輪でグランプリ優勝…そんな伝説を打ち立てるのではないか?という期待が淡いものではない。
メンバー変更という意味では、3戦の男子チームスプリントに日本は出場をしない様子。4戦では1〜2戦の雨谷一樹選手に代わり、JPCへ板倉玄京選手が入り、今年のワールドカップはメンバー構成を含めた様々なチャレンジの場という位置づけが現れている。
女子は小林優香、前田佳代乃選手は3〜4戦も出場。小林選手は1〜2戦共にケイリンで世界を相手にできる強さを見せただけに、魅せるレースをしてくれるだろう。前田選手と共に女子チームスプリントで日本記録を更新した太田りゆ選手は、来年のアジア選手権へ集中するためワールドカップ出場は見送られた。
中距離女子、再びメダル獲得なるか?橋本英也、近谷涼、一丸尚伍らも4戦に参加
2戦でメダルを獲得した中距離女子メンバーは3〜4戦とフル参戦。前回の銅メダルを越える躍進に期待が膨らむ。
また4戦では男子選手でブリヂストン アンカー サイクリングチームの近谷涼、一丸尚伍選手、日本大学の沢田桂太郎選手、そして先日の全日本選手権オムニアムで日本チャンピオンとなった橋本英也選手が出場。
決勝レース直前に弁当を食べたせいで腹痛を抱えながらも優勝をする橋本選手のぶっ飛び具合が、世界戦のプレッシャーなど関係なしに結果を出すのではないかと期待してしまう。