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女子エリミネーション

“海外修行”から戻った内野艶和、垣田真穂、池田瑞紀をはじめ7人が出走*。
加えて注目は、昨年に続く中長距離種目への挑戦となる佐藤水菜となった。

※エントリーのあった岡本美咲は怪我のため欠場

少人数ということもあり、序盤から緩むことなくハイペースな流れで展開するレース。

チーム楽天Kドリームス勢による争い

残り5人の時点で残ったのは、チーム楽天Kドリームスの5人(佐藤水菜、内野艶和、垣田真穂、池田瑞紀、水谷彩奈)。

水谷、池田と除外されて、残るは内野/垣田/佐藤の3人で迎えた除外周回。

佐藤が遅れる形でホームストレートに入るが、短距離選手のスピードを見せた佐藤が盛り返し、最後は内野と佐藤による金メダル争いに。

バンク上部でいったんペースが緩むかというところだったが、スピード勝負は避けたい内野が早めに勝負をかけて、外からアタックしていく。

その内野に並走してスプリント種目のような形で佐藤がプレッシャーを与えつつ最後の除外周回へ。

ロングスパート合戦となり、必死に抵抗する佐藤だったが、ここまでのハイペースの影響もあったか残り半周を過ぎたところで失速。

内野艶和が、チームパシュートに続くこの日2つめの金メダルを手にする優勝を飾った。

順位 選手名 所属
1位 内野艶和 チーム楽天Kドリームス
2位 佐藤水菜 チーム楽天Kドリームス
3位 垣田真穂 チーム楽天Kドリームス

リザルト

優勝:内野艶和

Q:レースを終えての率直なお気持ちをお願いします。

まさか勝てるとは思っていませんでした(笑)。すごく嬉しいです。

Q:序盤から、早いペースでレースが進んでいるように感じました。

人数がすごく少なかったこともあり、最初から位置取り合戦が激しく、かなりハイペースの展開でした。

Q:佐藤水菜選手と2人になってからの戦略はどのように考えていましたか?

すごく強い選手だということはわかりきっていることですし、後ろから進めても勝ち目がないとは思っていました。自分としてもキツかったのですが、行くしかないと決めて、早めにペースを上げて仕掛けていく決断をしました。

Q:今シーズン、海外で過ごした経験は活きていますか?

たくさんのレースに参加してきましたが、大会の大小を問わず、すごくレベルの高いレースばかりでした。持久力やテクニック、メンタル面も含めて、強化されたと感じています。

まずはこの全日本選手権でいろいろなことを学びつつ、そこで得られた課題を修正して、ベストな状態で世界選手権に臨めればと思っています。