『2023 UCIトラックネーションズカップ第1戦』がジャカルタで実施された。大会最終日の2月26日には男子マディソンが行われ、日本から窪木一茂/今村駿介(ナショナルチーム)のペア、橋本英也/兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)のペアが出場。

終盤に追い上げたチームブリヂストンサイクリングが5位、窪木と今村のナショナルチームは8位となった。優勝はオランダとのデッドヒートを制したドイツ(クルーゲ/レインハート)。

2023年2月23日から26日に開催の『2023 UCIトラックネーションズカップ第1戦』はインドネシアのジャカルタが舞台となっている。最終日の2月26日には男子マディソンが行われた。予選での絞り込みを経て、本選へと出場したのは18チーム36人。ヨーロッパやオセアニアの強豪国がオリンピックポイントを獲得しに集った。

日本は2チームを派遣(ナショナルチーム&チームブリヂストンサイクリング)。ナショナルチームは窪木一茂/今村駿介ペア、チームブリヂストンサイクリングは橋本英也/兒島直樹ペアでレースに挑む。

【マディソン】これでわかる!トラック競技初心者のためのルール解説・動画

マディソン

今大会の男子マディソンは200周、計50km。

レースは序盤からドイツ、ニュージーランド、オランダがポイントを量産していく。しかし100周を過ぎ、中盤になるとドイツとオランダの2か国のトップ争いへと展開が変わっていく。日本はナショナルチームもチームブリヂストンサイクリングも先頭集団で走ることは出来ているものの、なかなか大きなポイントを獲得できずに周回を重ねていく。

レースの終盤、チャンスが来たのはチームブリヂストンサイクリング。残り25周ほどとなり、暫定トップのドイツと暫定2位のオランダを含めた5チームの逃げ集団に入り、周回を重ねていく。

残り10周を切って集団をラップした5チームは一気に20ポイントを獲得。チームブリヂストンサイクリングにとっては暫定ながらも8位から5位へのジャンプアップに成功した。なお、トップのドイツはこの時点で2位のオランダに15ポイントの差をつけていたため、この時点で事実上の優勝を決めた。

残すは最終周回のポイントのみとなったが、日本チームはポイントを得ることが出来ず。他のチームにも大きな動きはなく200周の長旅が終わった。最終結果はドイツ(97ポイント)が優勝、2位にオランダ(83ポイント)、3位がニュージーランド(59ポイント)、5位にチームブリヂストンサイクリング(32ポイント)、日本ナショナルチームは8位(12ポイント)となった。

男子マディソン結果PDF