2022年8月20日から8月27日にかけて、フランス国内選手権が実施された。

フランスは10月に開催される『2022世界選手権トラック』と、2024年のオリピック開催国。2大会ともパリ近郊のサン=カンタン=アン=イブリーヌにて開催される。しかし今大会はフランス南東部にある屋外ベロドロームで開催された。

今大会で実施されたエリートカテゴリーのリザルトをお届けしていく。

ざっくりとリザルト紹介

2022年のフランス国内選手権で好成績を残した主な選手は、以下のメンバー。

短距離 男子 ライアン・エアル
セバスチャン・ビジエ
メルビン・ランデルニュー
女子 マチルド・グロ
タキ マリー ディヴィン・クアメ
ジュリ・ミシャウ
中長距離 男子 コランタン・エルメノー
ニコラ・アモン
女子 ジャドゥ・ラバスタグ

短距離には、国際大会でメダルを獲得している強豪選手が出場し、表彰台を争った。一方の中長距離では出場を見送った強豪選手もいたなか、若手選手による活躍も目立つ結果となっている。

全3戦が終了したネーションズカップ、メダル数が最も多い国は?/2022年 ネーションズカップ第1〜3戦

 

短距離種目・男子

(左から)フロリアン・グレンボ, ライアン・エラル, セバスチャン・ビジエ, 2022 Track Nations Cup, Glasgow, Great Britain

個人種目のみ行われた男子短距離。3種目それぞれの金メダルを獲得したのは、ライアン・エラル、セバスチャン・ビジエ、メルビン・ランデルニュー。3人とも2022年のネーションズカップヨーロッパ選手権でメダルを獲得している選手だ。

メルビン・ランデルニュー, 2022 Track Nations Cup, Glasgow, Great Britain

また、今回ではチームスプリントが開催されていないものの、以上のようなメンバーで構成されるフランス男子チームは、東京2020オリンピック2021世界選手権ネーションズカップなどでメダルを獲得している強豪国。

10月の世界選手権では、個人・チーム種目両方に注目だ。

開催国ドイツが金メダルを席巻、世界王者が見せる不動の強さにも注目!/『2022UECヨーロッパ選手権トラック』ドイツ・ミュンヘン

スプリント

順位 選手名
1位 ライアン・エラル Rayan Helal
2位 セバスチャン・ビジエ Sebastien Vigier
3位 トム・デラシェ Tom Derache

ケイリン

順位 選手名
1位 セバスチャン・ビジエ Sebastien Vigier
2位 ライアン・エラル Rayan Helal
3位 ティエリ・フォンタニール Thierry Fontanille

1kmTT

順位 選手名
1位 メルビン・ランデルニュー Melvin Landerneau
2位 ライアン・エラル Rayan Helal
3位 クエンティン・ラファルグ Quentin Lafargue

短距離種目・女子

マチルド・グロ, 2022 Track Nations Cup, Glasgow, Great Britain

2022ネーションズカップでメダル3枚(金2・銀1)を獲得したマチルド・グロが、スプリントとケイリンで2冠を達成。

2021年のトラックチャンピオンズリーグでも活躍するなど、23歳の若手選手ながらも世界トップの成績を残している。

500mTTではマチルド・グロを下し、タキ マリー ディヴィン・クアメ(20歳)が優勝。

マチルド・グロが出場を見送っていた前年大会(2021)では、個人3種目を制覇し、2022年では「UECトラックU23選手権」でも金メダルを獲得している期待の次世代選手だ。

エリートで活躍する選手も多数出場、強豪国は次世代も強い?『2022 UECトラックU23ヨーロッパ選手権』結果一覧

スプリント

順位 選手名
1位 マチルド・グロ Mathilde Gros
2位 タキ マリー ディヴィン・クアメ Taky Marie Divine Kouame
3位 ジュリ・ミシャウ Julie Michaux

ケイリン

順位 選手名
1位 マチルド・グロ Mathilde Gros
2位 タキ マリー ディヴィン・クアメ Taky Marie Divine Kouame
3位 ジュリ・ミシャウ Julie Michaux

500mTT

順位 選手名
1位 タキ マリー ディヴィン・クアメ Taky Marie Divine Kouame
2位 マチルド・グロ Mathilde Gros
3位 ジュリ・ミシャウ Julie Michaux

中長距離種目

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