男子短距離
男子短距離の表彰台を制した選手の中で活躍が目立ったのは、マッテオ・ビアンキ(イタリア)。ケイリン・1kmTTでの2冠、チームスプリントでも銅メダルを獲得している。
その他、金メダル獲得こそならなかったものの、ドイツのアントン・ホーンは全4種目で表彰台に登った。
スプリント
選手名 | 国名 | ||
優勝 | タイマン・ファンルーン | Tijmen Van Loon | オランダ |
2位 | アントン・ホーン | Anton Hohne | ドイツ |
3位 | ウィリー・ワイナリッヒ | Willy Leonhard Weinrich | ドイツ |
スプリント1位に輝いたタイマン・ファンルーンは、男子短距離最強の呼び声高いオランダの21歳。
2022年のネーションズカップ第2戦(ミルトン)ではチームスプリントの予選に出場し、チームの金メダル獲得に貢献した選手。当大会でともに金メダルを勝ち取ったジェフリー・ホーフラント、ロイ・ファンデンバーグ、そしてスプリント世界一のハリー・ライブセンらに続くスプリンターになっていくのか、要注目だ。
チームスプリント
国名 | 選手名 | タイム | ||
優勝 | イギリス | ジェームズ・バンティグ マーカス・ハイリー ハイデン・ノリス |
James Bunting Marcus Hiley Hayden Norris |
44.168 |
2位 | ドイツ | アントン・ホーン ポール・シェパーツ ウィリー・ワイナリッヒ |
Anton Hohne Paul Schippert Willy Leonhard Weinrich |
44.174 |
3位 | イタリア | マッテオ・ビアンキ ダニエレ・ナポリターノ マッテオ・トゥニョーロ |
Matteo Bianchi Daniele Napolitano Matteo Tugnolo |
44.951 |
チームスプリントを制したのは前回大会ディフェンディングチャンピオンのイギリスチーム。
決勝に出走した3人は全員21歳以下。来年2023年大会の3連覇にも期待したい。
ケイリン
選手名 | 国名 | ||
優勝 | マッテオ・ビアンキ | Matteo Bianchi | イタリア |
2位 | ダニエレ・ナポリターノ | Daniele Napolitano | イタリア |
3位 | アントン・ホーン | Anton Hohne | ドイツ |
ケイリンを制したのはマッテオ・ビアンキ。2位にはダニエレ・ナポリターノが入りイタリア人選手が並んだ。
中長距離でのメダル獲得が目立っていた従来のイタリアだが、次世代の選手たちでは短距離での活躍にも期待がかかる。
1kmタイムトライアル
選手名 | 国名 | タイム | ||
優勝 | マッテオ・ビアンキ | Matteo Bianchi | イタリア | 1:00.911 |
2位 | アントン・ホーン | Anton Hohne | ドイツ | 1:01.316 |
3位 | ハイデン・ノリス | Hayden Norris | イギリス | 1:01.541 |
ケイリンと2冠を達成したマッテオ・ビアンキに続いたのは、アントン・ホーン(ドイツ)とハイデン・ノリス(イギリス)。3人とも今大会で複数枚のメダルを獲得している注目株。
アントン・ホーンは、2022年のドイツ国内選手権(エリート)でも1kmTTにて銅メダル獲得を果たしている選手。
ハイデン・ノリスは、チームスプリントにて大会2連覇を達成しているイギリスチームに2年とも貢献したメンバー。ジェイソン・ケニーコーチの下で好成績を残している選手の1人だ。
女子短距離
女子短距離の表彰台に登ったのは、たった4カ国。金メダルだけで言えば、ドイツ・フランスの2カ国のみが独占する結果となった。
スプリント
選手名 | 国名 | ||
優勝 | アレッサ カトリオナ・プロップスター | Alessa-Catriona Propster | ドイツ |
2位 | ジュリ・ミシャウ | Julie Michaux | フランス |
3位 | タキ マリー ディヴィン・クアメ | Taky Marie Divine Kouame | フランス |
スプリントを制したアレッサ カトリオナ・プロップスターは、チームスプリント・ケイリンと合わせ大会3冠を達成。
約1ヶ月前の6月に開催されたドイツ国内選手権(エリート)でも、エマ・ヒンツェやリー ソフィー・フリードリッヒらに続く活躍を見せている要注目の選手だ。
チームスプリント
国名 | 選手名 | タイム | ||
優勝 | ドイツ | カタリーナ・アルバース アレッサ カトリオナ・プロップスター クリスティーナ・スパーリッヒ |
Katharina Albers Alessa-Catriona Propster Christina Sperlich |
49.293 |
2位 | ポーランド | ヨアンナ・ブラスツァック ポリーナ・ペトリ ニコラ・シビアック |
Joanna Blaszczak Paulina Petri Nikola Sibiak |
46.610 |
– |
女子エリートの同種目現世界チャンピオンのドイツが優勝。アレッサ カトリオナ・プロップスター、カタリーナ・アルバースの2人は、6月のドイツ国内選手権(エリート)にてポーリン・グラボッシュとともに銀メダル獲得を果たしている。
個人・チームともに女子スプリントで層の厚い強さを誇るドイツは、今後も目が話せない存在だ。
ケイリン
選手名 | 国名 | ||
優勝 | アレッサ カトリオナ・プロップスター | Alessa-Catriona Propster | ドイツ |
2位 | タキ マリー ディヴィン・クアメ | Taky Marie Divine Kouame | フランス |
3位 | ポリーナ・ペトリ | Paulina Petri | ポーランド |
ドイツ・フランスの2人が金銀を獲得。続く銅メダルに輝いたのは、チームスプリントでも銀メダルを獲得したポリーナ・ペトリ(ポーランド)。2022年で22歳となり、来シーズンからエリートデビューを果たす選手だ。
500mタイムトライアル
選手名 | 国名 | タイム | ||
優勝 | タキ マリー ディヴィン・クアメ | Taky Marie Divine Kouame | フランス | 33.860 |
2位 | ベロニカ・ハボルニコワ | Veronika Jabornikova | チェコ | 34.690 |
3位 | アレッサ カトリオナ・プロップスター | Alessa-Catriona Propster | ドイツ | 34.750 |
スプリント・ケイリンでは惜しくも銀・銅メダルとなっていたタキ マリー ディヴィン・クアメ(フランス)が優勝。2021年のフランス国内選手権にてスプリント・ケイリン ・500mTTの全個人3種目を制覇した現フランスチャンピオンだ。
今大会のスプリントにて2・3位となったジュリ・ミシャウとタキ マリー ディヴィン・クアメは、2022年のネーションズカップ第3戦(カリ)でも、女子チームスプリントにてマチルド・グロとともに銅メダルを獲得している。
2022年8月に控えるフランス国内選手権の結果にも注目だ。