クロアチアで開催されているステージレース、UCIカテゴリーHCヨーロッパツアー『Tour of Croatia (ツアー・オブ・クロアチア)第5ステージでの新城幸也選手の現場レポートをお届けする。

チームでクイーンステージを制す

標高1000m付近の山を上って下り、また同じ山を下った方から登ってくるというカテゴリー1級を2回、2級、3級を1回づつ行い、獲得標高3000mを超えるクイーンステージ。

チームは、マヌエーレ・ボアロ(イタリア)が逃げ切りでクイーンステージを制し、今大会3勝目を飾った。新城選手はトップから9分遅れの43位でフィニッシュ。チームメイトのリーダージャージを守り切った。

新城選手は以下のようにレースを振り返っている。

新城幸也

集団を牽く新城選手 photo Miwa IIJIMA​

3年ぶりにボアロが勝った!嬉しい!

またまたまた勝った!(笑) 今度は逃げ切りで、これまでアシストとして働いてきた彼(ボアロ)が久しぶりに勝って、嬉しかった。

15人の逃げにチームメイトが入り、メイン集団をコントロール。65km地点の1級山岳でコロンビアチームがペースアップして、残り80kmもあるのに集団はバラバラに。自分は第4集団ぐらいで、頂上を超えたところから15人程で前の集団を追いかけていた。

ところが、前の集団は頂上を超えてからペースダウンしていたようで、自分たちの集団がメイン集団に合流。後は最後の登り15kmの麓までメイン集団で引く必要も無かったので、可能な限りメイン集団で上りきろうとトライしてみたが、残り10km程で脱落してしまった。

残り3kmぐらいでニッポのチームカーから逃げていたチームメイトのボアロが勝ったと、情報もらった。それまで無線があまり騒がしくなかったので知らなかった。すごく嬉しかった!

ここまで、チームは5ステージ中3勝!さて、明日は僕の番かな!?(笑)

まずは総合リーダーを守ることが優先。最後の周回が危ないらしいので、気を付けてしっかり守ってきたいと思います。

大会ページ
@Tour_of_Croatia ‏
tourofcroatia.com

Text:飯島美和
『Team ユキヤ通信 2018 №26』21,April,2018

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