2018年4月17日〜2018年4月22日までクロアチアで開催されるヨーロッパツアー「Tour of Croatia (ツアー・オブ・クロアチア)」の初日を迎えた新城幸也選手の現地レポート。
ツアー・オブ・クロアチアは新しいUCIカテゴリーHCのステージレースで、今回で第4回を迎える。近年強い若手選手を輩出しているクロアチア、スロベニアを中心に、自転車ロード熱をさらに盛り上げる目的で誕生した。
新城選手が所存するチームバーレーン・メリダには、スロベニア人選手や関係者が多く所属している。また、このレースの主催会社の重役たちがチームの広報を務めていることから、外交的にも大きく力を入れているレースの1つと言える。
このレースには新城選手のほかに、トレック・セガフレッドの別府史之選手をはじめ、新城選手が自転車を始めるきっかけを作った福島晋一氏が監督を務めるニッポー・ヴィーニファンティーニの内間康平選手、吉田隼人選手、西村大輝選手の3名が出場した。
アシストが成功し、チームがステージ優勝!
新城選手は、チームの指示通りにエーススプリンターをアシストすることに成功し、見事ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア)が優勝。ホームレースと言える第1ステージで勝利へと導いたのだ。新城選手はトップと同タイムの集団の中、63位でレースを終えた。
以下、新城選手のレースコメント。
ステージ優勝、疲れが吹っ飛んだ
第1ステージからいきなり227km+パレード10kmという長い長いステージだったが、最後はチームのステージ優勝と嬉しいフィニッシュが待っていた。
後半には雨が止む予報だったものの、最後まで降り続いていた。気温も上がらなかったため、相当寒く感じていたが、最終20kmの所でレインジャケットを脱ぐことが出来た。
チームの作戦は残り2km〜1kmが自分の担当だった。その後ろにモホリッチ、最後は優勝したボニー(ニッコロ・ボニファツィオ)の順番。残り1kmくらいまでは予定通りに先頭に出て引っ張り(リードアウトし)その後、2人でしっかりと決めれくれた。寒さで凍えた長い1日だっだが、疲れが吹っ飛んだ。
現在メンバーが1人少ない6人の状態で、リーダージャージを守るのは少し大変だ。だが明日のレースコントロールも頑張りたい。
高難度レースでも新城「久しぶりのインターバルトレーニングになった」/ラ・フレーシュ・ブラバンソンヌ参戦 ユキヤ通信2018 No.21
Text:飯島美和
『Team ユキヤ通信 2018 No.22』18,April,2018 Tour of Croatia Stage 1