クロアチアで開催されているステージレース、UCIカテゴリーHCヨーロッパツアー『Tour of Croatia (ツアー・オブ・クロアチア)第4ステージでの新城幸也選手の現場レポートをお届けする。

山の次は海!風の中、長距離アタック合戦に

第4ステージは大きな山はなく、終盤に3級山岳のみが控える171kmのコース。序盤からコースマップでは見えない、細かなアップダウンを繰り返しながら、70km近くにも及ぶアタック合戦が続いた。さらに1日中海風を受け続けるというハードなステージだった。

チーム・バーレーンメリダは、厳しいレースの中でも総合リーダージャージを守り、新城選手はトップとタイム差なしの集団内39位でレースを終えた。

新城選手は以下のようにレースを振り返っている。

疲労困憊も、最後に読みを的中させ危険回避

アドリア海の海岸線

​このステージは1日中このような景色が広がった。アドリア海の海岸線を走る集団。photo Miwa IIJIMA

今日は序盤に1時間以上もアタック合戦が続いたので、追いかけるのが大変だった。リーダージャージの本人(チームメイト)が逃げに乗ってしまうくらい、ナーバスにチェックしていたが総合時間賞には関係のない選手たちの逃げだったので戻ってきた(笑)

この逃げグループに入っていなかった(ニッポとカラロラルとルイスベロ)3チームが集団を牽引することになったので1日中集団をコントロールする仕事は免れた。

しかし、海沿いで風もあり、1時間以上もアタック合戦をしていたので、さすがに今日も脚はクタクタ。疲労困憊。

ゴールは街中で危険なコーナーが連続していたので、危険回避のために残り3kmでまで先頭で走り切った。案の定500mで落車があったものの、チームからは誰も被害に合わず、無事にリーダーを守れた。明日は山岳ステージ、どこまで手伝えるか分からないが、全力で走るだけ。

大会ページ@Tour_of_Croatia ‏
tourofcroatia.com

Text:飯島美和
『Team ユキヤ通信 2018 №25』20,April,2018

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