バーレーン・メリダの新城幸也選手が参戦中のスペイン、バスク地方でのワールドツアー『Itzulia Basque Country (イツーリア・バスクカントリー)』4月7日に行われた最終ステージの現場レポートをお届けする。

最終ステージは122.2kmと距離は短いものの、カテゴリー山岳が8つ連なり、獲得標高差は約3,500m、まさに山場のクイーンステージと言えるだろう。

リタイア続出の中、チームエースの総合3位をキープ

朝から冷たい雨が降り続く悪天候で、序盤から落車が相次ぎ、リタイアする選手が続出した。また、フィニッシュとなる最後の1級山岳は、勾配20%を超える激坂で最後まで選手を苦しめることになった。

バーレーン・メリダのエースであるヨン・イザギレ選手が山岳での力を見せ、最終的に総合3位をキープした。新城選手は最終ステージを93位でゴールし、総合95位でレースを終えた。

以下最終ステージ後の新城選手のコメント。

任務はとにかくエースを温存し守ること

新城幸也

Yukiya ARASHIRO (Japan / Team Bahrain – Merida)

最終日は悪天候ということもあって、集団内はより一層ピリピリしていて、落車もあった。とにかく、ヨン(イザギレ)を安全に勝負所まで温存し守るのが自分の仕事でした。登りに入ると、後はヨンが頑張ってくれて、総合の表彰台に上がってくれたので、良かった。

自分は、本格的な山岳コースに対応できるコンディションではなかったが、毎日苦しみながら、レースの中でコンディションを上げていった。しかし、最終日のコースのキツさと冷たい雨で、かなり体が冷えて消耗しているので、4日後に迫っている次のレースに向けてしっかり回復して、体調を整えなければ!

新城選手は、4月11日にベルギーで開催される『La Flèche Brabanconne(フレッシュ・ブラバッソンヌ)』に出場する。

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Text:飯島美和
『Team ユキヤ通信 2018 №20』9,April ,2018-Itzulia Basque Country Stage 6

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