パラサイクリングってどんなもの?

2/2 Page

昨年の結果は?

男子C2〜3クラスでは川本翔大(大和産業・C2クラス)が1kmタイムトライアルと3km個人パシュートで優勝。

2019日本パラサイクリング選手権

中央が川本翔大

男子C4〜5クラスでは石井雅史(イナーメ信濃山形・C4クラス)が1kmタイムトライアルと4km個人パシュートで優勝している。

2019日本パラサイクリング選手権

中央が石井雅史

特筆すべきはC3クラス、楽天ソシオビジネス所属の杉浦佳子だろう。女子C2〜3クラスにおいて、500mタイムトライアル、3km個人パシュートで優勝。ともに日本新・大会新記録を叩き出した。

2019日本パラサイクリング選手権

左から藤井美穂、杉浦佳子

さらに言えば杉浦は、この大会の約1週間前に参加したパラサイクリング ロード世界選手権で女子C3クラスロードレース&タイムトライアルの2つで銀メダルを獲得している。時差ボケを物ともせず、日本新記録を連発した。

杉浦佳子がロード銀 2つ目のメダル獲得/2019 UCI パラサイクリング ロード世界選手権

「パイロット」にも注目

Bクラス(視覚障害)が使用するタンデム(2人乗り自転車)では、前の席にパイロットと呼ばれる健常の選手が乗る。2019年大会では大城竜之(チームチェブロ)のパイロットを現役競輪選手の中川誠一郎が務めるという見所もあった。

2019日本パラサイクリング選手権

左から大城竜之、中川誠一郎

海外に目を向けてみると、フランスのフランソワ・ペルビス、ドイツのロベルト・フォルストマンが、東京パラリンピックにタンデムパイロットとして出場することに意欲を見せている。

パイロットを務める選手はどんな経歴の持ち主なのか?に注目してみるのも、楽しみ方のひとつかもしれない。

フランソワ・ペルビス、ロベルト・フォルストマンがタンデムパイロットとして東京パラリンピックへ

『2020全日本自転車競技選手権トラック』はパラサイクリングのレースを見ることができる、数少ない大会。パラサイクリング トラックチームは10月16日から合宿も実施していたようだ。全日本に向けて強化した選手らがどのような走りを見せてくれるのか、楽しみにしたい。

昨年(2019年)の全日本トラックの記事はこちらから

杉浦佳子らが日本新を連発、2019日本パラサイクリング選手権ダイジェスト

LIVE配信URL(初日)