2022年9月18日〜25日にオーストラリア・ウロンゴンで開催された『2022ロード世界選手権』。本大会の休息日である9月22日、第191回UCI会議がウロンゴンにて開かれた。

UCIに加盟する69の国内自転車競技連盟が参加した本会議では、2023年以降の各UCI世界選手権の開催地が決定され、同日22日に公式サイトにてその内容が発表された。

このリリースでは、複数の自転車競技の世界選手権を一斉に開催する合同大会、「UCI自転車競技世界選手権」の第2回大会を2027年に開催することも発表。その開催国を務めるフランス自転車競技連盟も、同日に声明を出した。本記事ではそれらの内容にについてご紹介していく。

「UCI自転車競技世界選手権」とは

「UCI自転車競技世界選手権」とは、トラックやロードなど様々な自転車競技の世界選手権を1つの大会として一斉に実施する複合大会。

2023年8月にイギリス・グラスゴーで行われる初回大会、『2023 UCI自転車競技世界選手権』の開催が発表されたのは2019年のこと。

初の複数種目を同時開催・2023世界選手権はスコットランド・グラスゴー

そして今回UCIでは、フランス・オート=サヴォワにて行われる第2回大会、『2027 UCI自転車競技世界選手権』の開催とともに、この複合大会を4年に1度のペースで実施していくことを発表した。

現時点では開催が決まった2大会ともオリンピックイヤー(夏季)の前年に実施予定。翌年のオリンピックと近いこともあり、自転車競技のますますの盛り上がりが期待できるだろう。

全19の世界選手権・2027年の実施競技

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