オンライン入所説明会

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養成について

©️日本競輪選手養成所

前述した通り、入所試験に合格してからは静岡県伊豆市にある「日本競輪選手養成所」にて約1年間の訓練を行う。

入所後の4月にある「事前研修」では自転車の乗り方などの基礎を学び、訓練に備える。5月の入所式を終えると「第1回卒業認定考査」、つまり実科テストが待ち受けている。

考査を終えてからはお祭り行事でもある「宝輪観音祭」が行われ、「夏季帰省」へ。夏季帰省後には2回目の考査や、山を目指して走る「耐久訓練」などを行ない、11月には実際の競輪と同じ形式で「第1回トーナメント競走」を行う。

【フォトギャラリー】極寒で激熱の1日を写真で振り返る/第119回生・120回生第1回トーナメント競走

後述する「早期卒業」と「冬季帰省」の後は「参加実習」が行われる。これは競輪に参加する際の手順や、開催前日に行われる前日検査(前検)の流れなどを学ぶ実習だ。

その後、実際の競輪場にて観客が見守る中「展示訓練」に参加し、デビューに向けて必要な訓練を行っていく。

2月に入ってからは卒業のための3回目の考査と記録会を行なった後、国家試験である「選手資格検定」を受験。卒業記念レース、卒業式を経て、5月からプロの競輪選手としてデビューする。

※年間スケジュールは状況により変更する場合アリ

養成所の特徴①

養成所は「科学的トレーニング」を導入している。

短距離ナショナルチームのトレーニング理論を取り入れた、最先端の訓練を実施。データ解析機材を使用することで、訓練の映像や数値を使ったフィードバックが可能に。より正確で、より充実した科学的なトレーニングを実現している。

養成所の特徴②

2つ目の特徴は「報奨金制度」。

年3回の各記録会の成績に応じ、5色の帽色が振り分けられ、その色に応じた報奨金が与えられる。

金色(通称ゴールデンキャップ)を獲得すれば、獲得1回あたり20万円の報酬が与えられる。また、全ての記録会で優れた成績を挙げればボーナスも支給されるなど、「お金を得ながら訓練ができる」のが特徴だ。

吉川美穂・木村皆斗ゴールデンキャップ獲得/第119・120回生 第1回記録会

養成所の特徴③

3つめは「早期卒業制度」。通常の3月ではなく、試験に合格などの条件をクリアすれば、12月に早期での卒業ができる。

記録会でのゴールデンキャップの獲得に加え、200mもしくは1000m(女子は500m)のいずれかで基準タイムを満たせば特別カリキュラムを受講が可能となる。基準を満たせば12月に卒業し、年明け1月から競輪選手としてデビューとなる。

大型ルーキーを輩出した新制度、早期卒業制度とは?【日本競輪選手養成所】

現役候補生たちによるコメント

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