個人パシュート

フィリッポ・ガンナ Fillipo Ganna, Final / Men's Individual Pursuit / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

男子は4km、女子は3kmをスタンディングスタートで走る。

世界記録 日本記録
男子 フィリポ・ガンナ(イタリア) 4’02”647
(2019年11月)
窪木一茂 4’15″889
(2019年9月)
女子 クロエ・ダイガート(アメリカ) 3’20”060
(2018年3月)
梶原悠未 3’33″740
(2019年9月)

フィリポ・ガンナはこの種目でこれまで3度の世界王者に輝いた現役の世界チャンピオン。トラックワールドカップ第1戦にて、1日に2度の世界記録を更新。さらに付け加えると、大幅なタイム更新であり、とてつもない記録が生まれた瞬間であった。日本では9月に行われた全日本トラックで、窪木一茂と梶原悠未がそれぞれ日本記録を更新した。

関連:1日に2度の世界記録更新、フィリポ・ガンナ(イタリア/チーム・イネオス)/男子個人パシュート・2019-2020トラックワールドカップ第1戦ベラルーシ
梶原悠未が日本記録を5秒更新、4連覇を達成/2019全日本トラック 女子エリート・女子3km個人パシュート
窪木一茂が日本記録を5秒更新し2連覇&3度目の優勝、ブリヂストンが表彰台を独占/2019全日本トラック・男子エリート 4km個人パシュート

チームパシュート

男子エリート チームパシュート / 2019全日本トラック

1チーム4人で4kmを走る。チームの3人目がフィニッシュしたタイムがチームのタイムとなり、順位が決定する。

世界記録 日本記録
男子 オーストラリア(レイ・ハワード、サム・ウェルスフォード、キーランド・オブライエン、アレックス・ポーター) 3’48”012
(2019年2月)
沢田桂太郎、今村駿介、窪木一茂、近谷涼 3’56″287
(2019年12月)
女子 イギリス(ケイティー・アーチボルト、エリナー・バーカー、ジョアンナ・ロウセル、ローラ・トロット) 4’10”236
(2016年8月)
鈴木奈央、梶原悠未、橋本優弥、古山稀絵 4’22″138
(2018年2月)

2019-20シーズンのトラックワールドカップでは「日本記録を出してやっと予選通過」という状態にまで、世界は速くなった。しかしながら男子チームパシュートチームは、9月の全日本トラックで出した日本記録をトラックワールドカップ第4戦で1秒以上更新。世界の壁は高いものの、着実な進化を遂げている。

関連:【世界新】男子チームパシュート・オーストラリアが世界記録で金メダル/世界選手権トラック2019
【速報】日本記録を1秒以上更新、男子チームパシュート/2019-2020UCIトラックワールドカップ第4戦ニュージーランド

出典(世界記録):About Track Cycling – Union Cycliste Internationale (UCI)
ページ下部「Historical of the World Records」欄

出典(日本記録):日本記録・世界記録 | 日本自転車競技連盟 WEB SITE