2019年12月6日〜12月8日にケンブリッジ(ニュージーランド)にて行われた2019-20 トラックワールドカップ第4戦。第4戦での各国のメダル獲得数は以下のようになった。

短距離

中長距離

短距離種目では、日本はチームスプリントで金メダル、スプリントで銀と銅メダルを獲得。チームスプリントは日本記録を1日に2度更新しての金メダルで、日本の進化が結果で証明された。

【速報】日本金メダル!男子チームスプリント(雨谷一樹/新田祐大/深谷知広)日本新記録を2度も更新/2019-2020トラックワールドカップ第4戦ニュージーランド

スプリントでは深谷知広が史上初となるスプリント種目での日本人銀メダル、銅メダルの新田祐大は自身初のスプリント種目でのメダル獲得。

深谷は第2戦、3戦と続けて銅メダルを獲得しており、これまでの2戦で3位決定戦で対戦し勝利していたポーランドのマテウス・ルディクに今回は決勝で負け、銀メダル。メダルの色は史上初となる快挙だが、本人は「悔しい」と語った。

【詳報】深谷知広が日本史上初の銀メダル&新田祐大銅メダルの偉業達成/男子スプリント・2019-2020トラックワールドカップ第4戦ニュージーランド

男子ケイリンではマレーシアのアジズルハスニ・アワンが優勝。決勝には日本からは脇本雄太が出場していたが、先日甲状腺ガンの治療中であることを公表したオーストラリアのマシュー・グレーツァーの姿も。手術後初の国際レースで銅メダルを獲得した。

脇本雄太、先行で粘るも優勝はアワン/男子ケイリン・2019-2020トラックワールドカップ第4戦ニュージーランド

中長距離種目では、男女ともにオムニアムで日本人選手が活躍した。女子オムニアムでは梶原悠未が2大会連続で金メダル獲得。男子オムニアムでは今シーズンワールドカップ初戦となる橋本英也が4位。レース後は2人ともそれぞれの理由で涙を見せた。

橋本英也が4位、事実上のオリンピック筆頭候補に/男子オムニアム・2019-2020トラックワールドカップ第4戦ニュージーランド

梶原悠未が流した涙の意味/女子オムニアム・2019-2020トラックワールドカップ第4戦

男子チームスプリントは表彰台には届かなかったものの、日本記録を更新。一歩一歩確かな成長を見せてくれている。

【詳報】男子が日本記録を1秒以上更新・女子8位/男女チームパシュート・2019-2020トラックワールドカップ第4戦ニュージーランド

第5戦は第4戦の翌週、12月13日からブリスベンで開催される。第5戦が終わるとワールドカップの連戦もひと段落し、次は年明け1月24日から第6戦が行われる。2019年の締めくくりとなる戦いに是非ともご注目を。