12月8日、ニュージーランドで行われている『2019-2020トラックワールドカップ第4戦ニュージーランド』の男子スプリント種目。大会最終日に行われたレースでは深谷知広が日本人史上初となるワールドカップでのこの種目の銀メダルを獲得。そして新田祐大が自身初のこの種目の銅メダルを獲得し、日本人選手による活躍で大会を締めくくった。優勝はマテウス・ルディク(ポーランド)。
今大会には日本から直近の大会で2大会連続銅メダルを獲得している深谷知広、そして新田祐大、脇本雄太が出場。世界からは2019世界選手権の銅メダリストのマテウス・ルディク(ポーランド)、2019アジア選手権のチャンピオンのアジズルハスニ・アワン(マレーシア)、2018世界選手権王者のマシュー・グレーツァー(オーストラリア)などが出場。
スプリントの勝ち上がり/ルール
予選:200mFTT(助走をつけた200mタイムトライアル/予選4位まではシードを得て自動的に2回戦へ)→1回戦→2回戦→準々決勝→準決勝→決勝/3位決定戦という形でレースが進む。
予選はタイムトライアル、その後は1対1で3周を先着した選手が勝ちあがる。2回戦までは1本先取で勝ち抜け。準々決勝からは3本勝負の2本先取制でトーナメントが行われる。
予選(200mフライングタイムトライアル)
出場は33人。上位28位までが1回戦へ。そして上位4位までは2回戦へシードとなる。
この種目に出場したのは日本からは3人。第2戦と第3戦、2戦連続で銅メダルを獲得しているこの種目の日本のエース・深谷知広を始め、新田祐大、そして脇本雄太がエントリー。
深谷知広が9秒609を記録し日本新記録を樹立。2019年6月1日に河端朋之がロシアで記録した9秒627の日本記録を塗り替えるタイムを出し、予選を2位で突破した。そして新田祐大も自己記録を塗り替える9秒650を出し、2回戦へとシード権を得るトップ4に日本人選手が2人名を連ねる結果となった。
尚、予選トップはここ2戦連続で深谷と銅メダル争いを繰り広げたマテウス・ルディク(ポーランド)でタイムは9秒527。