競輪は「他競技からの競技転向者が一番多い種目」と言われている。また、自転車競技本場の欧州では、スピードスケート出身の選手が自転車競技へと転向する例も少なくない。(スピードスケートはオフシーズンに自転車でのトレーニングが取り入れられている)
本記事では、様々な競技からトラック競技/競輪へと競技転向した選手についてフォーカスしていく。
松井宏佑(スピードスケート)
日本ナショナルチーム短距離のルーキーながらも、ロシア遠征では初めての国際大会で優勝を飾った松井宏佑。小学校から大学4年まではスピードスケートを専門とし、日本代表として国際大会にも出場した経歴を持つ。
競輪ではデビューから1年足らずでS級特昇を果たすなど、今後もトラック競技/競輪での活躍に大きな期待がかかる。
名前 | 松井宏祐 |
生年月日 | 1992年9月24日 |
出身 | 日本・神奈川県 |
所属 | 競輪(神奈川・113期)/日本ナショナルチーム |
種目 | トラック短距離/競輪 |
著名なリザルト | モスクワGP2019ケイリン 優勝 |
転向前競技 | スピードスケート |
ロリーヌ・ファンリーセン(スピードスケート)
短期登録選手として日本でもお馴染みのロリーヌ・ファンリーセン。
2010年バンクーバー冬季オリンピックスピードスケート1000mにて銅メダル獲得の経歴を持つオリンピアン。2014年に自転車トラック競技に転向し、2016年リオ・オリンピックに出場。2018年からはテオ・ボス率いるBEAT CYCLING CLUBに所属しているオランダ屈指のスプリンター。
名前 | ロリーヌ・ファンリーセン(Laurine Van Riessen) |
生年月日 | 1987年8月10日 |
出身 | オランダ |
所属 | BEAT CYCLING CLUB |
種目 | トラック短距離 |
著名なリザルト | 2018-19UCIトラックワールドカップ第1,3戦ケイリン 優勝 |
転向前競技 | スピードスケート |
梶原悠未(水泳)
トラック競技だけでなくロードレースでも活躍している梶原悠未。
幼少期から中学までは水泳一筋だったが、高校入学と共に始めた自転車競技で才能が開花。ロード/トラック界において国内だけでなくアジアを超え世界でも活躍。
2017-18UCIトラックワールドカップ第3戦では日本人初となるオムニアム優勝。続いて第4戦でも優勝を果たし連覇。トラックアジア選手権ではオムニアムにて3連覇(2017,18,19)を達成し、日本人女子トラック界で大きく歴史を残してきた。
名前 | 梶原 悠未 |
生年月日 | 1997年4月10日 |
出身 | 日本・埼玉県 |
所属 | 筑波大学/日本ナショナルチーム |
種目 | ・トラック中・長距離 ・ロードレース |
著名なリザルト | ・トラックアジア選手権オムニアム3連覇(2017,18,19) ・2017-18UCIトラックワールドカップオムニアム 第3戦、第4戦優勝 |
転向前競技 | 水泳 |