カナダ・ミルトンで行われているトラックワールドカップ3戦の女子オムニアム梶原悠未が金メダル獲得の快挙を達成。オムニアム全種目1位の完全優勝、同種目では日本人史上初。

次は世界選手権で表彰台に立つ!ワールドカップ金の梶原悠未選手インタビュー/2017-18トラックワールドカップ第3戦

1種目目スクラッチ

まず第1種目のスクラッチはトラックを30周する7.5kmで行われ、レースは終始大きな動きはなく進む。ラスト5周を切り、少しずつペースが上がる。最終周回前にカナダの選手が飛び出すと、そこにぴったりと梶原が追走、梶原悠未が最終局面で先頭に躍り出てフィニッシュし、見事1種目目を1位で終え、幸先の良いスタートを切る。

2種目目テンポレース

続く第2種目はテンポレース。序盤こそ梶原は前に出なかったものの、DICKINSON Eleanor(イギリス)、SCHMIDT Trine(デンマーク)、BEVERIDGE Allison(カナダ)たちと逃げ集団を作り中盤から終盤にかけてポイントを量産していく。最大は26ポイント獲得だが、その内の11ポイントを獲得し他の追随を許さないまま、この種目も1位でフィニッシュ。

3種目目エリミネーション

後半戦となる第3種目はエリミネーション。梶原はこのレースでも終始先頭付近で上手くレースを展開する。最後にはDICKINSON Eleanor(イギリス)との一騎打ちを制して、なんと第3種目も1位でフィニッシュし、金メダルが現実のものとなってきた。

3種目を終えて梶原は暫定1位(120ポイント)、2位はカナダのBEVERIDGE Allison(108ポイント)、3位にイギリスのDICKINSON Eleanor(104ポイント)で最終種目を迎える。

4種目目ポイントレース

金メダルがかかる最後のポイントレース。梶原は2位のBEVERIDGE Allisonをマークしながら、ほぼ全てのポイント周回で積極的に動き、ポイントを加算。最後には1周追い抜きまでし、合計総合ポイントを154ポイントまで伸ばして1位を獲得。

梶原悠未が自身初のメダル、さらにその色は金である。表彰式が終わり次第、現地より梶原悠未選手のコメントをお届けする。

イアン・メルビン中距離コーチもTwitterで「チームにとって厳しい大会初日を経て、女子オムニアムの金メダルで救われました。梶原選手は終始素晴らしいライディングでした!」と喜びの声を投稿した。

梶原悠未選手の関連記事