3段ロケット発射!男子チームスプリント

男子チームスプリントにおいて絶対王者オランダの優勝は最有力!だがその下はワールドカップのタイムを見比べると、フランスやイギリスなど強敵が揃っている。銀・銅メダル争いは接戦となるだろう。

誰がコイツらを止められる!?王者オランダ

優勝オランダ

今シーズンのワールドカップには6戦中4戦に出場し、全戦圧倒的なタイムで優勝。勝ち以外はあり得ないスプリント最強国オランダ。BEAT CYCLING CLUBのメンバーや世界選手権優勝メンバーなど選手層の厚さが圧倒的だ。

若手と古参、フランス

Qualifying / Men's Team Sprint / Track Cycling World Cup V / Cambridge, New Zealand

男子チームスプリントで4度、個人スプリントで3度世界王者に輝いたベテラン、グレゴリー・ボジェや若手のセバスチャン・ビジエ擁するフランス。

今シーズンのワールドカップの成績からすると43秒台を出せていた1走ボジェ/2走ビジエ/3走ダルメイダのメンバーとなるか。43秒台前半を出す事が出来ればメダル獲得の可能性は高い。

期待が高まる開催国、ポーランド

Photo by Julian Finney/Getty Images

今シーズンのUCIランキング5位に位置する今大会開催国ポーランド。優勝経験は無いものの、常に安定したタイムと順位でワールドカップでは今シーズン銅メダルを2つ獲得した。

メンバーの中にはスプリントケイリンで名が知られ、2年前のUECヨーロッパトラック選手権のチームスプリントで金メダルを獲得した若手エースのマテウス・ルディクを擁する。

着実に力を付けているポーランド。地元の期待と声援を元にメダル獲得となるのか。

我らが日本男子もぶっ飛ぶ!

Final / Men's Team Sprint / Track Cycling World Cup VI / Hong-Kong

ワールドカップ第6戦では7年ぶりの銀メダル獲得を果たした日本チーム(雨谷一樹/新田祐大/深谷知広)。

今シーズンのワールドカップにおけるベストタイムは第5戦の43秒975である。もちろんバンクによりタイムは変わるが、世界選手権でのメダルには、最低でも43秒5を切ることがカギだろう。

ブノワコーチは過去のインタビューで「まだまだ世界との差は大きいがチームとしての流れは良く、今後期待出来る」と述べている。

世界選手権へ向け日本の戦力は?“闘将”ブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチがワールドカップ第6戦を振り返る

そのほかメダル有力国

2018-2019 TRACK CYCLING WORLD CUP I Men's Team Sprint

ワールドカップ表彰台常連であるイギリス、シーズン後半に向けて着々と力をつけているオーストラリア、リザルトに波はあるもののハマれば十分メダル獲得が期待出来るドイツなど。

日本のお家芸時代となるか、ケイリン