3日目(3月1日):女子オムニアム、男子1kmTT、女子スプリント
① 女子オムニアム
② 男子1kmタイムトライアル
③ 女子スプリント
① 女子オムニアム
梶原悠未のリベンジ
この日の最大の見所は①の女子オムニアム。昨年の悔し涙から1年が経ち、再び世界に挑む梶原悠未はどこまで戦えるのか。
今シーズンはワールドカップでの最高成績が3位と、昨シーズンに比べると(1位が2回)見劣りする成績だが、世界のトップと戦える力が付いてきていることは明白だ。
直近ではワールドカップの第5戦、オーストラリアのエドモンソンとの激闘が記憶に新しい。キレキレのスプリント力で強敵をごぼう抜きする力強い姿が頼もしい梶原。本気になった世界のトップ選手たちと互角に渡り合い、倒すことが出来るのか。その答えはもうすぐ出る。
② 男子1kmタイムトライアル
ドMな種目、1kmTT
深谷知広選手(今回はこの種目に出場せず)曰く「机の角に自ら足の小指を思いっきりぶつけにいく感じ」、テオ・ボス曰く「車のドアを勢いよく閉めて、指を挟みに行く」などと、ホラーな例えをされる種目。想像してみて欲しい。そんなの一体誰がやるのか。
だが1kmを1分以内で走るスピード、単純明快にタイムで優劣が決まる競技が故のドキドキハラハラ感、そして終わった後の苦しみ、悶える姿。どのピースを取っても面白いこと間違い無しの種目だ。
しかし、そんなに苦しいのに選手たちは何故走るのか・・・・・・・去年の覇者、ホーフラント(オランダ)は走り終わってから普通に歩くまで1時間程度を要した地獄の種目。見所は決勝の8人。そしてテオ様は12年ぶりの金メダル獲得を狙う・・・。