総投票数は6年で約1.6倍に

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“推し”をドリームレースへと送り出すには?

児玉碧衣, 佐藤水菜, 柳原真緒, 太田りゆ, ガールズドリームレース, オールスター競輪, 西武園競輪場

年々増加傾向にあるファン投票。

2025年のレギュレーションでは、男子はファン投票上位9人が初日の「ドリームレース」、女子はファン投票上位7人が同じく初日の「ガールズドリームレース」への出場権を得ることができ、この両レースへの出場は勝ち上がりや日程において大きなメリットを享受できることを意味している。

ということで、以下に過去10年の男子9位、女子7位の選手の票数をまとめてみた。

男子9位

2025 松浦悠士 10,982
2024 北井佑季 9,669
2023 佐藤慎太郎 9,296
2022 深谷知広 6,483
2021 守澤太志 5,316
2020 浅井康太 3,892
2019 山崎賢人 5,415
2018 山田英明 4,398
2017 岩津裕介 5,527
2016 山崎芳仁 6,037

女子7位

2025 荒川ひかり 7,769
2024 山原さくら 7,457
2023 太田りゆ 6,049
2022 南円佳 4,620
2021 太田りゆ 3,838
2020 長澤彩 1,740
2019 太田りゆ 4,051
2018 石井貴子 6,497
2017 山原さくら 7,330
2016 小川美咲 1,526

参考:Keirin.jp 競輪資料室

ファン投票の増加とともに、当然のようにボーダーは上昇。
この増加率を鑑みると、2026年は

男子:12,000票
女子:8,500票

あたりが、男女の「ドリームレース」のボーダーとなることが予想される。

あなたの1票で大きく変わる(マジで)

佐藤慎太郎, 最終日11R 決勝戦, オールスター競輪(G1), 平塚競輪場

オールスター競輪のファン投票は原則1人につき1回まで。とはいえ、こうしてみると「1票」がわりと大きな意味を持つ気がしないだろうか?

事実、2025年のファン投票最終結果では、男子10位の太田海也は9位(松浦悠士)と「約700票差」、女子に至っては8位の河内桜雪は7位(荒川ひかり)とわずか「60票差」であった(日野未来の引退により、結果的に河内はガールズドリームレース出場権を手にしたが)。

佐藤水菜, 女子オールスター競輪 決勝, オールスター競輪(G1), 平塚競輪場

なお、男子は「ドリームレース」のほかに、最大上位27位までが「オリオン賞レース」に出場することができる。「オリオン賞レース」も勝ち上がりに有利な設定(上位2人が「シャイニングスター賞」進出)となるが、今年の27位・藤井侑吾の獲得票数は2,986票。より、1票の持つ重みがわかる数字となっていることも書き添えておく。

ドリームレース出場が叶った選手たち、惜しくもドリームレース出場を逃した選手たち、という観点で『オールスター競輪』を見ると、また違った楽しみ方ができるかもしれない。
そして、もし今年なんとなーく投票をスルーしてしまった人がいたならば、ぜひ来年は積極的にご参加いただきたい。

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