【2/3】「我々がどこまで戦えるか、それを早く見たくて仕方ない」ブノワ・べトゥHC&小林優香へ直前インタビュー/2018-2019トラックワールドカップ第1戦

ブノワ・べトゥ

2018-2019トラックワールドカップ第1戦の直前インタビュ、パート2は日本ナショナルチームのブノワ・べトゥ短距離ヘッドコーチと、怪我から復帰後初レースとなる小林優香。

ブノワ・べトゥ短距離ヘッドコーチ「オリンピックに参加するだけでは意味がない」

ブノワ・べトゥ

右:ブノワ・べトゥ短距離ヘッドコーチ

Q:遂にシーズンが始まりますね。今の気持ちは?

我慢です(笑)今すぐ戦いたいたくて仕方がありません(笑)

ここから大きな戦いが始まります。そして、この第1戦はとても大事な大会です。強豪国の選手たちもコンディションが良いでしょうし、我々もそうでなければいけません。世界のトップライダーたちがここに集まってきていますからね。だから我々がどこまで戦えるか、それを早く見たくて仕方がありません。

Q:ワールドカップの目標を教えてください

考え方の順番として、まずオリンピックに出場するためのポイントを獲得しなければいけません。次に我々の選手が表彰台に乗り、自信をつけ、そして東京オリンピックでは我々が1番になると世界に示すことです。それが今回のゴールですね。

Q:チームが出来上がってきたように見えますが?

今トップチーム(ポディウムプログラム:Aチーム)にスプリンターは8人チームにいます。6人が男子で2人が女子ですね。

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最高の選手が集まることが私の目標でした。そしてその選手たちが一緒にトレーニングをして、切磋琢磨し、その中から一番良い選手が出場する。それが目標で、今は上手く行っているように感じます。

今トップチームにいる選手たちは皆がそれぞれ結果を残してきた選手たちです。皆が強くなっていて、結果を残し始めているから望ましい状況ですね。

Q:ということは、今回の男子3人の選手がトップの中のトップということですか?

そういうわけではありません。忠実に選考ルールへ従っているだけです。

河端朋之と脇本雄太の選出については、去年のシーズンの結果から来たものです。彼らには今回のレースを戦う権利があります。他の選手もこのような大会に出たければ、レースで結果を出せば良いのです。今回来ているからトップチームの中でもトップ扱いだとか、そのようなことはありません。深谷知広も全日本選手権で勝ったからです。

脇本雄太

Q:一方で女子は2人だけになってしまいましたね

難しいシチュエーションです。人数が少ないということは、女子にとっては難しいと思います。ただオリンピックでメダルを狙っていく、その目標は変わりません。

Q:まずは出場枠の獲得、そのレースが始まりますが?

オリンピックでのメダルを目指している我々にとっては出場枠を取るだけでは足りません。オリンピックに参加するだけでは意味がないのです。国の人々に誇りに思ってもらえるように、強くなければいけません。日本のために結果を残せる選手が必要です。

Q:チームスプリントで枠取りを狙うか、それとも他の種目か、その辺りは?

女子はチームスプリントで出場枠を狙うことはしません。時間を無駄にはできませんからね。

男子はまだチームスプリントも狙っていきますよ。アジア大会前までは、私の中ではチームスプリントを続ける予定はなかったのですが、大会で良い結果を残し、選手たちの強い想いが感じられたので、じゃあ続けようかと。なので、ワールドカップの後半戦、及びアジア選手権で男子はチームスプリントへ出場する予定です。その結果を見て今後を考えます。

2018アジア大会男子チームスプリント表彰

アジア大会でチームスプリント銅メダル獲得

Q:長迫吉拓選手がトラック競技のナショナルチームを去りましたが、そのことについては?

長迫がチームを去ったことは、彼にとって良いことです。1つのことへ集中する、それが彼にとって足りなかったことだと思います。我々と時間を共にし、違う物の見方、考え方を経験できたことは素晴らしいことだと思います。

でもお互いに「このままだとオリンピックに2つの種目で出場することは出来るかもしれない、でも出場するだけじゃなく、勝たないと意味がないよね?」という話をしました。であれば、やはり1つの種目に集中しなければならないのです。それで彼はチームを離れ、BMXへ集中するために(スイスへ)戻りました。それが彼の決断です。

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Q:他の国を見て、準備ができているように見えるチームは?

ここにいる全ての国が準備ができていますよ。でも、いつもの顔ぶれが強いでしょうね。オランダ、イギリス、フランス、ドイツなど。でも我々も強いですよ。特にケイリンでのビッグサプライズを起こせるように頑張ります。

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