早期卒業候補者に選定されていた日本競輪選手養成所 第127回(男子)市田龍生都候補生が、2024年度第1回競輪選手資格検定に合格、早期卒業が決定したことが発表された。

早期卒業者制度が新設されてから、寺崎浩平選手・菊池岳仁選手(第117期)、太田海也選手・中野慎詞選手(第121期)以来、5人目の快挙となる。

市田龍生都, 第2回記録会, 日本競輪選手養成所(JIK), 第127・128回生

日本競輪養成所 > 第127回生(男子)市田龍生都候補生 早期卒業の決定について

早期卒業とは?

養成所で行われる第1回、第2回記録会にて、ゴールデンキャップを獲得し、かつ200mまたは1000m(女子は500m)の独走タイムが基準タイムをクリアした場合、早期卒業候補者として選定される。選定されたのちも、卒業認定考査への合格や、訓練の必要履修数をクリアするなどの条件がある。これらの条件を満たすことができれば、本来なら2025年7月デビューのところを、2025年1月に競輪選手としてのデビューが可能となる。

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日本競輪選手養成所 早期卒業候補者として127回 市田龍生都を選定

市田龍生都とは?

市田龍生都, 第2回記録会, 日本競輪選手養成所(JIK), 第127・128回生

父に市田佳寿浩を持つサラブレッド。小学校までは水泳、中学では陸上を経験した後、中学3年生から自転車競技をスタートした。
福井科学技術高校時代は、全国高校総体(インターハイ)1000mTTで2連覇したほか、国体などのビッグタイトルを複数獲得。中央大学進学後、インカレでチームスプリント、ケイリン、1kmTTを制する3冠を2年連続で達成するなどの活躍を経て、第127回生として日本競輪選手養成所に入所。

養成所でも早くからその実力を発揮し、第1回記録会(5月)・第2回記録会(9月)で連続してゴールデンキャップ獲得。第1回記録会の400mTTでは、これまで菊池岳仁選手(長野・117期)が持っていたタイムを塗り替える、「21秒84」という養成所記録を樹立。

市田龍生都, 第1回記録会, 日本競輪選手養成所(JIK), 第127・128回生

また、養成所在所中の9月には『全日本選手権トラック』に出場し、1kmTTでは2年連続となる金メダルを獲得。ケイリンでは先日の世界選手権で優勝した山﨑賢人選手に次ぐ銀メダルを獲得、スプリントでもナショナルチームの小原佑太選手に次ぐ2位という成績を残した。

市田龍生都, 男子エリート, 1kmTT, 2024全日本選手権トラック, 伊豆ベロドローム

生年月日:2001年9月28日年齢:23才
登録予定地:福井県
私立中央大学卒業
主な競技歴:自転車
2022年全日本大学対抗選手権自転車競技大会 チームスプリント 1位/ケイリン 1位/1kmTT 1位
2023年全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(エリート) 1kmTT 1位
2023年全日本学生選手権トラック自転車競技大会 1kmTT 1位
2024年全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(エリート) 1kmTT 1位

第1回記録会タイム

種目 タイム 第127回生平均タイム
200mTT 10″68 11″30
400mTT 21″84 23″44
100mTT 1′05″54 1′09″74
3000mTT 3′42″09 3′59″26

第2回記録会タイム

種目 タイム 第127回生平均タイム
200mTT 10″61 11″27
400mTT 22″01 22″90
100mTT 1′05″49 1′08″82
3000mTT 3′45″38 3′51″50

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「早期卒業証書」の授与式は、12月23日(月)に日本競輪選手養成所において執り行われる予定。

デビューの日程についてはまだ発表がされていないが、同じく早期卒業を果たした中野慎詞は1月1日に、太田海也は1月20日にデビュー。両者ともに、完全優勝を果たしている。

華々しいデビューに期待したい。

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