その年の女子競輪選手No.1を決定するレース『ガールズグランプリ』。2024年は12月29日、静岡競輪場で行われる。
この記事では、石井貴子選手を紹介する。
石井貴子プロフィール
いしい・たかこ(千葉/106期)
デビュー年 | 2014年 |
ガールズグランプリ出場歴 *…優勝 |
2015、2018、2019、2020 |
出場権獲得 | G1優勝 (パールカップ) |
幼少期から大学までアルペンスキーに心血を注いできた石井。一度は会社員として就職したが、一念発起してガールズケイリンの道に進んだという経歴を持つ。
幼少期から鍛えてきた身体能力は競輪学校(現:競輪選手養成所)でもしっかりと活き、在校中に自転車トラック競技の世界選手権にも出場した。結果として競輪一本に集中することにしたが、その甲斐もあって2018年から3年連続ガールズグランプリへの出場も叶った。
しかし2021年、レース中に落車し、競輪選手として初めての大怪我を経験することとなる。レースに復帰こそできたものの、本人曰く「骨は折れてもくっつくから大丈夫なんですけど、心が折れてしまって」、思うようにいかない日々が続いた。2021〜2023年はガールズグランプリ出場を逃している。
「もう走れないんじゃないかなと思った日もあった」と言う石井。しかし2024年6月『パールカップ(G1)』で優勝し、4年ぶりの大舞台の権利を勝ち取った。パールカップ以降も成績は安定しており、3連対率(3着以内に入る率)は85.1%*となっている。
※11月18日時点での直近4ヶ月成績
2018・2019は連続で2位。2020は4位と「ガールズグランプリで悔しい思いを何度もしている」石井。返り咲きを果たした2024年こそ喜びの涙をファンに見せることができるか。
参考:けいりんマルシェ
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ガールズグランプリとは?
2023年から新たにG1グレードが追加された、ガールズケイリンの最高峰レース。ビッグレース(=G1)での優勝者と、賞金獲得上位の7選手が出場できる。
男子と異なり選手同士の連携がないため、選手個々の力、メンタルの強さ、戦術が際立つとも言える。自分との戦いを勝ち抜いた選手だけが立つことのできる、年に一度の晴れ舞台だ。
なおガールズG1は2024年現在3つ。2025年には4つ目のガールズG1『女子オールスター競輪』が新設される。
ガールズグランプリ2024選考基準
選考期間:2024年1月~2024年11月(2024年度競輪祭女子王座戦最終日)
・開催時L級在籍
1)選考期間におけるG1優勝者
2)パリオリンピック自転車競技ケイリン金メダル獲得者
(1月から10月の平均競走得点が上位20位以内の者)
3)選考期間における選考用賞金獲得額上位者
(同額の場合は1月~10月開催までの平均競走得点上位者)
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