2023年の総仕上げ「KEIRINグランプリ2023シリーズ」シリーズ2日目、12月29日には女子No.1を決定するガールズグランプリが開催された。今年が初となる女子の『GP』グレードのレースを制したのは4回目の挑戦となった佐藤水菜。大差の勝利で実力を発揮した新女王のレースを振り返る。

ガールズグランプリ2023

車番 選手名 府県/期別
1 佐藤水菜 神奈川/114期
2 児玉碧衣 福岡/108期
3 梅川風子 東京/112期
4 久米詩 静岡/116期
5 尾方真生 福岡/118期
6 吉川美穂 和歌山/120期
7 坂口楓華 愛知/112期

レースレポート

レースがスタートして、まず先導員の後ろを確保しに行ったのは吉川美穂。尾方真生、佐藤水菜、久米詩、児玉碧衣、梅川風子、坂口楓華と並びがすんなりと決まる。動きが無いまま残り2周を迎えると、3番手の佐藤が前との距離を徐々に開いていく。

佐藤が後続をチラチラと見ながら、残り1周へと差し掛かるところでレースは動きだす。

4コーナーから2番手の尾方が踏み出していくと、吉川をかわして先頭へ。一気にペースが上がったレースは尾方、吉川、佐藤の順となり、残り半周。ここで3番手の佐藤が踏み出し始めると、尾方と吉川を乗り越えて単独で先頭へと抜け出していく。

佐藤の後方からは児玉と梅川も上がってくるが、佐藤が驚異のスピードで他の選手たちを千切ってしまい、そのまま大差をつけてゴール線を駆け抜けた。

優勝は佐藤、そして2着争いは児玉と梅川の2人となったが、最後に追い込んだ梅川が先着。3着に児玉、続いて久米、坂口、吉川、尾方の最終順位。

佐藤は4回目の挑戦にして初の戴冠。世界のトップレベルで争いを続ける強さを証明するレースとなった。

ダイジェスト

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 1 佐藤水菜 11.5 捲り
2 3 梅川風子 4 車身 11.6 差し
3 2 児玉碧衣 1/4車輪 11.8
4 4 久米詩 1 車身 12.0
5 7 坂口楓華 タイヤ差 11.6
6 6 吉川美穂 3 車身 12.4
7 5 尾方真生 6 車身 13.2 HB

選手インタビュー

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