その年の女子競輪選手No.1を決定するレース『ガールズグランプリ』。2024年は12月29日、静岡競輪場で行われる。
この記事ではラストチャンスで一発逆転出場権を獲得した、佐藤水菜選手を紹介する。
佐藤水菜プロフィール
さとう・みな(神奈川/114期)
デビュー年 | 2018年 |
ガールズグランプリ出場歴 *…優勝 |
2019、2020、2022、2023* |
出場権獲得 | G1優勝 (競輪祭女子王座戦) |
昨年のガールズグランプリ覇者である佐藤水菜。2024年はパリオリンピックへの準備のため、8月まで国内の競輪への出走がなかった。
8月11日まで開催されたパリオリンピックではメダルに届かなかったが、その直後、13日からスタートした『女子オールスター競輪』は時差ボケ&強行スケジュールにも関わらず完全優勝。
10月の世界選手権では、日本の女子選手として初めてケイリンの世界チャンピオンとなった(スプリントでも銅メダル獲得!)。
名実ともに「世界最強」となったサトミナ。
アルカンシェルを土産に挑んだ11月の『競輪祭女子王座戦』では完全優勝。2024年の国内の競輪は合計12本しか走っていないが、全て1着の「勝率100%」でガールズグランプリ2024出場権を手にした。
12月29日の決戦でガールズグランプリ2連覇なるか、期待が高まる。
余談となるが、9月に行われた全日本選手権では中長距離種目にもチャレンジし、エリミネーション2位、スクラッチ3位の結果を残した。ファンの皆様には「短距離・中長距離オールマイティ型」という部分にも注目していただきたい。
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ガールズグランプリとは?
2023年から新たにG1グレードが追加された、ガールズケイリンの最高峰レース。ビッグレース(=G1)での優勝者と、賞金獲得上位の7選手が出場できる。
男子と異なり選手同士の連携がないため、選手個々の力、メンタルの強さ、戦術が際立つとも言える。自分との戦いを勝ち抜いた選手だけが立つことのできる、年に一度の晴れ舞台だ。
なおガールズG1は2024年現在3つ。2025年には4つ目のガールズG1『女子オールスター競輪』が新設される。
ガールズグランプリ2024選考基準
選考期間:2024年1月~2024年11月(2024年度競輪祭女子王座戦最終日)
・開催時L級在籍
1)選考期間におけるG1優勝者
2)パリオリンピック自転車競技ケイリン金メダル獲得者
(1月から10月の平均競走得点が上位20位以内の者)
3)選考期間における選考用賞金獲得額上位者
(同額の場合は1月~10月開催までの平均競走得点上位者)
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