競輪の短期登録制度を利用して来日した外国人選手のテオ・ボス(オランダ)とジョセフ・トルーマン(イギリス)が、函館競輪場で行われたF1戦の最終日S級決勝で相対した。ボスは初日、2日目ともに1着で決勝進出、トルーマンも初日3着、2日目に1着と海外勢は好調な滑り出しだ。
最終日の決勝11R。ラスト1周を告げる合図と同時に、後方から一気にトルーマンと番手ボスが猛加速。先頭の九州勢の吉本卓仁(福岡/89期)も必死に粘るが及ばず、トルーマンが先頭に。
最後の直線コースに差しかかると番手のボスがトルーマンを差し、そのまま1着でゴール。海外勢でワン・ツーフィニッシュとなった。
トラック世界選手権2018の1kmタイムトライアル銅メダリストのボス。持ち味のロングスプリントを活かしたレースであった。
「3日間で最高の調子だった」テオ・ボス優勝インタビュー
完全優勝おめでとうございます。
アリガトウゴザイマス。今シーズン初勝利はとても嬉しいです。
昨シーズンは8回も優勝を飾っていますが?
えーと…よく覚えてませんが、たぶんそうです(笑)
決勝レースを振り返り、最後のゴール前で勝てる自信はありましたか?
今朝、眼が覚めた時「今日は3日間中で脚の調子が一番いいぞ」と感じました。ジョセフ・トルーマンも昨日まで強いレースをしていたので、彼の後ろにつき、最終コーナーでは余力があったので、勝ち切ることができました。
ご自身の強みはどこですか?
自分は持久力があり、ロングスプリントが可能なので、レースを早いタイミングで始める事ができる所だと思います。
初めての函館競輪場、バンクの印象は?
初の北海道、感触は良かったです。北海道は寒い所ですが、私はオランダ出身なので、寒い所でのレースには慣れています。
ファンの皆様へ一言お願いします。
皆さん、今日は応援ありがとうございます。優勝できてとても嬉しいです。来年もお会い出来ることを楽しみにしています。
結果
着 | 車番 | 選手名 | 年齢 | 府県 | 期別 | 級班 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B | 個人状況 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | ボス | 34 | オランダ | S2 | 11.6 | 差し | ||||
2 | 5 | トルーマン | 21 | イギリス | S2 | 1/2車身 | 11.8 | 捲り | B | ||
3 | 3 | 新井 秀明 | 38 | 熊本 | 85 | S1 | 1/4車輪 | 11.7 | |||
4 | 6 | 佐藤 朋也 | 38 | 秋田 | 89 | S2 | 3/4車身 | 11.6 | |||
5 | 9 | 吉本 卓仁 | 34 | 福岡 | 89 | S1 | 1車身1/2 | 12.0 | H | ||
6 | 1 | 大森 慶一 | 36 | 北海道 | 88 | S2 | 1/2車身 | 11.5 | |||
7 | 4 | 月森 亮輔 | 26 | 岡山 | 101 | S2 | 3/4車輪 | 11.9 | |||
8 | 8 | 矢野 昌彦 | 36 | 栃木 | 91 | S1 | 1車身 | 11.7 | |||
9 | 7 | 新田 康仁 | 44 | 静岡 | 74 | S1 | 3/4車身 | 12.1 |
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