本格的な「お茶」を一服、泗翠庵(しすいあん)

四日市市立博物館の通り向かいを少しだけ入ると、鵜の森公園があります。

公園内に、「お抹茶」をいただける場所があると知り、行ってみることにしました。

立て札に導かれるまま公園内を歩きます。この時まで、お茶をいただけるカフェかな、とばかり思っていました。その前に、立て札の脇の階段が気になり寄り道も。

丸石の階段は神社に繋がっていました。こちらもご利益は商売繁盛です。

なにやら趣のある入り口です。看板に「立礼席(りつれいせき) 一服400円」とありますが、何のことかわからず…。とりあえず入ってみることにしました。

どうやら、本格的な茶道のお茶をいただける所のようです。お作法などは知らないのですが、お茶を飲みたい気持ちに負けて突撃してみました。

中ではお着物姿の表千家の先生が迎えてくださいました。正直に「茶道のお作法もなにも知らないのですが」と伝えると、優しく教えてくださいました。立礼席は、椅子に腰かけて行う茶道の形式とのことだそうです。

こちらでは、お茶を立てるお茶碗を自分で選ぶことができます。地元の作家さんたちの作品がずらりと並んでいます。常連さんの中には、毎回お茶碗を変えて楽しむ方もいるそうです。

この中から、黒塗りの碗を選びました。

お茶の前にお菓子をいただきます。楊枝が付いていますが、表千家の場合は手で割っても良いとのことでした。食べると優しいあんこの味が口に広がります。

お菓子の後にお抹茶もいただきます。お椀を少し掲げ、2回自分に向けて右側から45度回します。飲み終えたら今度は左へ2回、45度回して戻す、というお作法でした。

こちらの泗翠庵は、お茶道4流派で運営されています。また、別の茶室では市で開催される茶会が開かれることも多いとのこと。凛とした和の雰囲気の中でいただくお茶は、リラックスとは違いますが、気持ちが晴れやかになりました。

泗翠庵

営業時間:10:00〜16:00  ※なるべく15:40までに入席
休業日:毎週月曜日(祝日の場合は、翌日が休業)・年末年始
一服400円(お菓子付き)
公式ウェブサイト:http://yonbun.com/shisuian/

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