食わねば勝てぬ トラック選手の肉体を作る”勝つ為の食事”とは?

競技特性によって変わる、理想的な体格

Men's Scratch Race / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand

トラック競技の大会は複数の種目から成り立っているが、大きく分けると短距離種目と中長距離種目がある。短距離スプリント種目の予選となっている200mFTTから、中距離のパシュート種目(3~4km)、そして長距離種目のマディソン(50km)やポイントレース(25-40km)など距離は様々。競技時間も10秒程のものから1時間まである。

ラブレイセンのようなスプリンター達の大柄で筋骨質な体は「短時間で爆発的なパワーを出す為」に必要な体となっている。それに対して中・長距離種目の選手達はロードレースにも出場している選手が多く「軽量で引き締まった体で細身(選手にもよる)だが、一定のパワーを維持しながら、様々な強度で走る事」に特化している。

重要なことは「ピリオダイゼーション」

男子スプリント / 2019ジャパントラックカップⅠ

選手の体に応じた食事はどのようなものか?重要となるのは、栄養における「ピリオダイゼーション(期分け)」だ。

ピリオダイゼーションとは「年間のトレーニング期間をいくつかの短期的な時期に分け、その時期ごとの目的達成のためにトレーニングを体系的に組み合わせる」こと。競技、目的、練習量、季節、体重、性別、年齢、体調など様々な条件によって、ベストなエネルギーや栄養素の摂取量、摂取タイミングが異なる。(参考:大塚製薬)

イギリスナショナルチームの栄養スタッフであるアラン・マーチソン氏は「トレーニングプログラムに応じたカロリーを計算し、さらにそれに応じて栄養バランスと食事を考える事が重要」と言う。

では、最適な食事とはどのようなものか?これはもちろん選手によって異なるが、まずはスプリンターを例に見ていこう。

短期集中・高強度のトレーニングに必要なのは・・・

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