最後の世界選で3連覇を達成

世界選手権でのコメント

ポイントレース銅メダル獲得、マディソン3連覇を達成した世界選手権の後、ウィルトは以下のようにコメントした。

「勝つことができ、素晴らしく思っています。

（エイミー・ピータースと）一緒に走る最後のマディソンで優勝できて、夢のようです。このチームで一緒に成し遂げられたことを、とても誇りに思っています。

何年も積み上げてきたことなので、『最後なんだ』という思いです。

感傷的で感慨深く、もちろん勝てたことは嬉しいですが……。今は嬉しい気持ちでいっぱいですが、感情的なものがこみ上げてくるのは、おそらくもう少し後のことでしょうね。

非常に強いライダーたちを相手に世界一のタイトルを勝ち取ることは簡単なことではないので、エイミーとこのチャンスを掴み、ともに成し遂げられたことを本当に誇りに思っています。

本当に素晴らしいです」

「2021年シーズン」はまだ終わらない

世界選手権出場を“最後”と語っていたウィルトだったが、彼女のトラック競技選手としてのキャリアはまだ終わったわけではない。

先日第1戦が開催された、オリンピック・世界選手権のメダリストなど世界屈指の選手が「招待制」によって参加する「UCIトラックチャンピオンズリーグ」の参加選手リストには「Kirsten Wild」の名前も載っている。

本大会で、彼女がどんな走りを見せてくれるのか期待したい。