10月20日から24日の日程で開催されている『2021世界選手権トラック』。

大会3日目の22日には、男子個人パシュートが実施され、この種目に出場した今村駿介が、およそ2年ぶりの日本記録更新となる4分14秒751(旧記録は4分15秒889、窪木一茂が2019年9月に樹立)のタイムを叩き出した。優勝は、現世界記録保持者のアシュトン・ランビー(アメリカ)で、決勝のタイムは4分05秒06。

男子個人パシュートには、世界各国から22人の選手が出場。

出場者には、現世界記録保持者のアシュトン・ランビー(アメリカ)、すでに記録は破られたものの2020世界選手権トラックで同種目の世界記録を樹立したフィリポ・ガンナ(イタリア)、そのガンナと東京2020オリンピックのチームパシュートで金メダルを獲得したジョナサン・ミラン(イタリア)などの海外勢、そして日本からはアワーレコードに挑戦して52.468kmを記録した今村駿介が出場した。

事前のインタビューで4分12秒を狙うと語っていた今村のレースは、最初の1kmを1分8秒、次の1kmを1分2秒、次の1kmも1分2秒と安定した走りを見せる。目標を達成するためには最後にペースを上げる必要があったが、スピードを上げきることができず、フィニッシュタイムは4分14秒751。2019年9月に窪木一茂が記録した4分15秒889を上回り、日本新記録を樹立した。

しかしながら、予選を突破してメダル争いに名を連ねるのは上位4選手のみ。今村のタイムは全体の9位に付き、予選敗退となった。

予選をトップで通過したのはアシュトン・ランビー(アメリカ)、2位にジョナサン・ミラン(イタリア)、3位にフィリポ・ガンナ(イタリア)、4位はクラウディオ・イムホフ(スイス)と続く。

予選リザルト

3位決定戦/決勝

1/2 Page