2020年11月23日、静岡県伊豆ベロドロームにて日本初のアワーレコード「JCF アワーレコード チャレンジ」が行われ、日本ナショナルチーム/チームブリヂストンサイクリングに所属する今村駿介が、52.468km(209周+α)を記録し、記念すべき日本初となるアワーレコードにその名を刻んだ。

今村駿介が日本初のアワーレコードに挑戦!

アワーレコードとは?

アワーレコードとは「単独で1時間の間にどれだけバンクを周回出来たのか」を競う種目。UCIポイントなどは特に関係なく、選手自身の腕試し的な位置付けにある。今回のアワーレコードはJCF(日本自転車競技連盟)公式の記録となる。

アワーレコードの記録は、以下の公式を元に計算される:

(L Pi ×TC)+(L Pi × TRC÷TTC)=距離

L Pi:Length of track(トラックの周長)
TC:Number of complete laps before the last lap(最終周回前までの完走周回数)
TTC:Time of the last complete lap(最終ラップタイム)
TRC:Time remaining to ride at the beginning of the last lap(最終周回開始時点での残りの走行時間)

現在の世界記録は、2019年4月に55.089kmを記録したビクター・カンペナールツ(ベルギー)。

ロット・スーダルのカンペナールツ、アワーレコード55.089kmで世界記録を更新

目標は52km!

まずはレース前に今村選手にインタビュー!

Q:今回の目標は?

まずは1時間、今の力を知る意味でも終わった時にしっかり追い込めていれるようにと思っています。目標は52kmです。

Q:坊主頭になっていますが、ヘルメットは被らずに挑戦を?

そうです!って何言わせるんですか!?それだったらもっと短くしてきますよ(笑)

Q:終わったら10分間毎の感想を聞かせて下さい!

はい。分かりました!

Q:これまで1時間の練習をしてきましたか?

30分の練習を2回してきました。1時間は自分にとって初です。でも楽しみですね。キツいとはわかっているので、それをどれだけ耐えられるかだと思います。

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