マディソン

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スクラッチ

Scratch Race / Men's Omnium / 2020 Track Cycling World Championships, Jan Willem van Schip ヤン・ウィリアム・ファンシップ, Christos Volikakis クリストス・ボリカキス, Elia Viviani エリア・ビビアーニ, Cameron Meyer キャメロン・マイヤー, Hashimoto Eiya 橋本英也, Gavin Hoover ゲイビン・フーバー

「トラックで行われるロードレース」とも言われるスクラッチ。男子は15km(60周)、女子は10km(40周)を走り、「一番最初にフィニッシュした人が勝ち」というシンプルなルールだ。

日本で「スクラッチ」というと、コインで削って当たり外れが明らかになる、スクラッチくじが馴染み深いのではないだろうか。「どうして『引っ掻く』という単語が種目名になるのだろう・・・?」と思うかもしれない。

橋本英也、スクラッチ

Scratchという単語を使った英熟語に「from scratch」、「最初、ゼロ、イチから」を意味する表現がある。

「最初、ゼロ」を意味するScratchは、スポーツにおいてスタートラインが必要な場合、地面に棒や足で跡をつける動作、「地面を引っ掻く」動作から、「始まり、スタートライン」を指すようになったことが由来。

トラック競技の「スクラッチ」種目は、スタートとフィニッシュラインを決め一斉にスタートし、その着順のみにこだわるレース。まさに「Scratch」の言葉通りの種目なのだ。

出典:Merriam-Webster, Collins

オムニアム

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