ジェイソンコーチが語る、トレーニングの目的
このような辛いトレーニングを行う目的を、ジェイソン・ニブレットコーチに聞いてみた。
![1/4決勝 / Men's Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand, ジェイソン・ニブレット](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2019/12/5748.jpg?resize=1960%2C1306&ssl=1)
「今日のメニューの目的は『全体的な肉体強化』です。高い負荷をかけて長い距離を走り、選手たちの乳酸が消えない内に更に身体を痛めつけます。
このような状態の時にレースを行うことはよくありますが、トレーニングで行っておけば、乳酸が溜まっている状態でも走るための、耐性を身に付けることができます。更にインターバル中に出来る限り回復しなければならないので、回復力を付けることも狙いの一つですし、肺活量を上げる目的もあります。
そして実際のレースでこのトレーニング以上に追い込むスケジュールにはならないため、このトレーニングをやり切ったことがレースの時に自信にもなります。そんなところです。
しかし大前提として、今日のような練習の他にも、様々なトレーニングを組み合わせて身体を作り上げていきます」
そして「やり切った証」の南国チックなネックレスをブノワ・ベトゥヘッドコーチから貰ったのは深谷知広選手。死にそうになりながらも笑顔でポーズ。
週末のオフを前に、徹底的に身体を追い込む選手たちの姿があった。