いよいよオリンピックイヤーの2020年。短距離日本ナショナルチーム、特に年末にグランプリに出場した選手たちは本当に休む暇の無い、過酷なスケジュールとなっている。
その短距離チームの6人(河端朋之、新田祐大、深谷知広、脇本雄太、小林優香、太田りゆ)がニューカレドニアの首都、ヌメアに来ていることは本人たちのSNS等で知っている人も多いだろう。
今週1週間の練習が終わりました。
メニュー的にもキツかったけど、頭がボーッとしてたし今まで1番身体がしんどくて辛い1週間だった😓
なんとか乗り切った。
今週の最後は60×11の750m4本🤮 pic.twitter.com/xjnaL4NbN6— 深谷知広 (@tmhrfky) January 10, 2020
彼らはコーチやスタッフと共に、このヌメアで2月に実施される世界選手権に向けた最終強化を行っている。
しかしこのヌメアで行われている合宿。一体どんな合宿なのか?どのようなトラックで練習しているのか?
現地を訪問した取材班が送るニューカレドニア合宿、まずはヌメアのベロドロームについてお届けします。
ヌメアのベロドローム「ヌマ・ダリ スタジアム」
名前:Stade Numa Daly(ヌマ・ダリ スタジアム)
周長:333m
設立:1966年
住所:2 rue Maurice-Herzog
98800 Magenta Nouméa
このスタジアムは1966年のパシフィックゲームズ(アジア大会の太平洋版)開催のためヌメアに作られた。それ以降、フランス領であるニューカレドニアではトラックサイクリングの人気が保たれていたものの、2005年を過ぎると人気が落ちていき、今では地元のクラブにいる30人程度が施設を使用している。
コンクリートで出来ている走路は亀裂が激しく、サドルにずっと乗っていることが難しいほど。
ニューカレドニア合宿2週目に突入していますが、いろんなダメージがハンパない🤯
走路のボコボコで首、掌、腕の筋肉、股ズレなどなど、、、
強くなってるわー‼️ pic.twitter.com/r8MbkpvgFT— 深谷知広 (@tmhrfky) January 7, 2020
ご覧のように厳しい走路となっている。
そして日本ナショナルチームがトラックを使用する午後には、東の海側から西側へと吹き抜ける風が特徴(1コーナーから3コーナーまでがとっても辛い)。