決勝
自身初、そして日本人初の決勝進出となった深谷の対戦相手は、今シーズン三度合間見えることになったルディク(ポーランド)。ここまでの2戦では深谷がいずれもストレートでルディクを下し、3位決定戦を制している。今回は決勝での顔合わせとなった。金メダル獲得となればワールドカップのこの種目で日本人初の快挙達成となる(銀メダルでも日本史上初)。
1本目
ルディクが前、深谷が後ろでお互いをじっくり見ながら1周が過ぎる。
残り1周半となるところで後ろの深谷がスピードを上げていくと、合わせてルディクがスピードを上げる。
4コーナーで踏み込んでルディクに並びかける深谷だが、ここから内側でルディクが粘りを見せる。
最終周回に入り横並びで進む両者だが、前に出ることが出来ない深谷。
最終周回で粘ったルディクが最終ストレートで盛り返し、1車身ほどの差でルディクが先着。深谷は1本目を落としてしまう。
2本目
前は深谷、後ろはルディクとなり進む両者。
1本目とは変わって深谷がゆっくりとスピードを上げながら走り、それをルディクが2車身ほどの差で追っていく。1周半を過ぎると深谷が前でスピードを上げていき、ラスト1周で最終スプリント体制へ。
しかし後ろから迫るルディクが残り半周を過ぎると深谷に並びかけ、そして深谷を抜いて先着。今回はストレートでルディクに軍配が上がる結果となり、深谷は最終成績を2位とした。