第1戦と同様、世界戦さながらの第2戦
第1戦翌週の11月8日〜10日に開催される2019-2020 UCIトラックワールドカップ第2戦グラスゴー大会。
自転車競技本場の強豪ヨーロッパ勢に加え、オセアニアの強豪たちも参戦。日本からは第1戦と同様に松井宏佑(JPC)、小原佑太(日本ナショナルチーム)、太田りゆ、そして深谷知広(dream SEEKER)が出場予定だ。
直近のリザルトなどを元に、チームスプリント・スプリント・ケイリンの第2戦注目選手をご紹介していく。
再びオランダが全種目表彰台か 男子短距離編
【男子チームスプリント】
第1戦で優勝したオランダ、2位のイギリス、3位のBEAT Cycling Clubは第1戦と同じ布陣でエントリー。第1戦と同じ争いが予想出来る。
フランスはライアン・エラルに代わり、ヨーロッパ選手権1kmTT3位のミカエル・ダルメイダがエントリー。
今回男子チームスプリントでは日本からの出場予定は無いが、東京オリンピックへの出場枠争いにおいて日本に僅差で迫っている中国、ポーランド、そして7位のロシアの結果も要注目だ(日本は現在8位)。
男子はオランダが表彰台を席巻、ボス&ブフリら銅メダル/男女チームスプリント・2019-2020トラックワールドカップ第1戦ベラルーシ
【男子スプリント】
ハリー・ラブレイセン(オランダ)を筆頭に、短距離強豪国オランダが表彰台を独占した第1戦男子スプリント。
ラブレイセン大会3冠、表彰台をオランダ勢が独占・小原佑太15位/男子スプリント・2019-2020トラックワールドカップ第1戦ベラルーシ
第2戦にはマシュー・グレーツァーが出場しないため、今回もラブレイセン、ジェフリー・ホーフラント、ブフリのオランダ勢による独壇場となりそうだが、対抗馬としてイギリスから若手ジョセフ・トルーマン(イギリス)、チームスプリント2位メンバーのライアン・オーウェンスがエントリー。
そのほか昨年のワールドカップ最終戦で優勝したトーマス・クラーク(オーストラリア)を筆頭に、第1戦5位のルディク(ポーランド)、チャオ・ズ(中国)、ドミトリエフ(ロシア)も上位へと食い込んでくるだろう。
今回日本からの出場はワールドカップ2戦目となる小原と初戦の深谷の2人。深谷にはアジア選手権男子スプリント3位の雪辱を果たす走りに期待がかかる。
【男子ケイリン】
第1戦の決勝メンバーのドミトリエフ(ロシア)や世界王者のマティエス・ブフリ(BEAT Cycling Club)、シュテファン・ボティシャー(ドイツ)に加え、シェーン・パーキンス(ガスプロム・ルスヴェロ)、オリンピックケイリン金メダリストでありワールドカップ優勝経験もあるジェイソン・ケニー(イギリス)、元ケイリン世界王者のマキシミリアン・レビ(Team ERDGAS.2012)らがエントリー。
第1戦で優勝したラブレイセンに代わり、強豪オランダからはホーフラントが出場予定。メンバーは違えど決勝、表彰台争いでは大きな脅威となるだろう。
日本からはワールドカップデビュー戦で銅メダル獲得の快挙を果たした松井と、準決勝戦で健闘した小原が出場予定。第1戦と同様に、世界選手権さながらのハイレベルなレースが予想される。